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酵母の種類
METHOD

酵母の種類

Yeast

影響するフレーバー軸:フルーティーフローラル

発酵に使う酵母の株(ビール酵母か蒸留用酵母か、単一株か複数株か)によって生まれる香気成分の種類が変わる。

なぜこの工程がこの香りを生むのか

ウイスキー用の酵母は主にサッカロミセス・セレビシエ(パン・ビール酵母と同じ種)の蒸留専用株が使われ、アルコール収量を重視する株と、フルーティーな香気成分(エステル類)を多く生む株とでは、同じ大麦・同じ蒸留器を使っても最終的な酒質の香りの方向性が変わる。近年は、伝統的に単一の蒸留用酵母株のみを使ってきた大手メーカーに対し、複数の酵母株をブレンドしたり、あえてビール酵母を併用したりして、より複雑でフルーティーな香りを狙う蒸留所も増えている。酵母は発酵の主役でありながら、蒸留・熟成ほど注目されてこなかった工程だが、近年は「酒質設計の隠れた変数」として蒸留所が個別にこだわりを持ち始めている領域である。

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