グレンファークラス190周年、5つの年代の78樽を1本に
スペイサイドの家族経営蒸留所グレンファークラスが、190周年記念ボトル「190」を発表した。5つの年代にまたがるシェリー樽78樽を組み合わせ、51.4%で15,000本。英国希望小売価格は95ポンド。
グレンファークラスが2026年7月28日、創業190周年を記念する限定ボトル「グレンファークラス 190」を発表した。5つの年代にまたがるシェリー樽78樽を選び抜いて組み合わせた1本で、15,000本限定。英国での希望小売価格は95ポンド、2026年8月から英国と海外市場で順次販売される。
51.4%という数字の意味
度数は51.4%。これは旧英国式の表記でいう90プルーフにあたる。同社によれば、この蒸留所は操業開始からの154年間、英国式プルーフで度数を示してきた。記念ボトルの度数は、その表記に合わせて決められている。数字合わせのようでいて、家族経営で表記の変遷をそのまま生きてきた造り手ならではの選び方だ。
集めた樽は年代ごとに持ち味が異なる。1970年代の樽は果実味、1980年代と1990年代の樽はシェリーの厚み、2000年代の樽はトフィーやキャラメルの甘さをもたらすという。蒸留所マネージャーのカラム・フレイザーは、なめらかで厚みのある、ビロードのような口当たりと表現し、青リンゴ、シェリーの甘み、スパイスの効いたクリスマスケーキ、そして余韻にダークチョコレートと新鮮なタバコを挙げている。
3部作の完結編
「190」は同社の「アニバーサリー・トリロジー」の最終作で、先行するのは「175」と「185」だ。免許が下りたのは1836年、取得したのはロバート・ヘイで、1865年にジョン・グラントが買い取って以来、グラント家が6代にわたって所有し続けている。スペイサイドでこの規模の独立性を保っている造り手は多くない。熟成にシェリー樽だけを使い続ける方針も、ヘレスの家族経営ボデガとの取引で支えられている。なぜこの蒸留所がシェリー樽の代名詞になったのかはグレンファークラスが家族経営でシェリー樽の名手であり続ける理由で掘り下げた。
日本の読者にとっての位置づけ
グレンファークラスは日本でも定番が安定して流通しており、年数表記のラインナップを価格帯ごとに追いやすいブランドだ。

Glenfarclas 105 Cask Strength
🏴 スコットランド ・ グレンファークラス蒸留所 ・ シングルモルト ・ NAS ・ 60%
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