WHY THIS TASTE
熟成を終えた原酒をもう一度、辛口タイプのオロロソ・セコ・シェリー樽へ移して寝かせ直す二段熟成のシリーズ。甘口ではなく辛口の樽を使うため、加わるのは砂糖のような甘さではなく乾いた果実とナッツの香ばしさで、クライヌリッシュの持ち味である蜜蝋のような舌ざわりと塩気を覆い隠さない。46度・年数非表記だが、ボトルには蒸留年と瓶詰め年が記され、毎年中身が入れ替わる。バーボン樽の果実味で組み立てる14年に対し、樽の渋みで輪郭を作った対の一本。

この味を生む蒸留所
クライヌリッシュ蒸留所スコットランド北部ハイランド、サザーランドのブローラ近郊に立つ蒸留所である。1967年、生産量を増やすため、伝説的な旧クライヌリッシュ(現ブローラ)蒸留所の隣に、新しいクライヌリッシュが建設された。1967年8月から翌68年8月まで、新旧2つの蒸留所が並行稼働し、内部では新を「クライヌリッシュA」、旧を「B」と呼んだ。この間、スコッチ・ウイスキー協会が同名の重複を認めず、旧蒸留所は「ブローラ」と改名された。最大の特徴は「ワクシー(蝋のような)」な酒質。スピリッツスチルを低温で走らせ、アルコールをよく分離することで、この柔らかく個性的な質感が生まれる。ジョニーウォーカー・ゴールドの核を担う、北ハイランドの名蒸留所だ。
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クライヌリッシュClynelish
スコットランド・ハイランド地方の沿岸の村ブローラにあるクライヌリッシュ蒸溜所のシングルモルト。ディアジオ社が所有し、生産量の95%がジョニーウォーカーのブレンド原酒として使われる。短い冷却器による独特の「ワクシー」な質感が特徴で、軽やかなピート香を伴う穏やかなハイランドモルトとして評価が高い。2017年に生産能力を拡張し、年間480万リットルを生産する。
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