
WHY THIS TASTE
最大30種のシングルモルト・グレンウイスキーを使用し、全構成原酒15年以上熟成。ホワイトラベルより厚みのある味わい。

この味を生む蒸留所
アバフェルディ蒸留所スコットランド・ハイランド、パースシャーのアバフェルディに立つ蒸留所である。1896年、ジョン・デュワー&サンズの息子たちが計画し、1898年に開業した、デュワー家が建てた唯一の蒸留所だ。蒸留所のかたわらを流れ、テイ川に注ぐピティリー・バーンの清らかな水——砂金を含むことで知られる——が、立地の決め手となり、今もその水で仕込まれる。蜂蜜のようにリッチで、果樹やトロピカルフルーツを思わせる甘やかな酒質から「黄金のドラム(ゴールデン・ドラム)」と称される。この原酒こそが、名高いブレンデッド「デュワーズ」の中核を担う。1998年からバカルディ傘下で、敷地には「デュワーズ・ワールド・オブ・ウイスキー」も併設される、ハイランドの名門だ。
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デュワーズDewar's
1846年、パースの食料品店主ジョン・デュワーが創業。息子トミーが1899年に世界初のブレンデッドウイスキー広告映画を製作するなど、革新的なマーケティングで知られる。自社5蒸留所(アバフェルディ・アルトモア・クライゲラヒ・ロイヤルブラックラ・マクダフ)の原酒を核に、二段階熟成「ダブル・エイジド」製法で滑らかさを引き出す。1998年よりバカルディ傘下。
上記5蒸留所の原酒に加え、最大30種のモルト・グレーンウイスキーをブレンド。正確な配合比は非公開。
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スーパーの棚でよく見かける一本は、2024年にスコッチの国内販売金額1位に立った。19世紀末に26カ国を売り歩いた次男トミー・デュワーの足跡と、「ハイボール発祥」という自称の真偽をたどる。

ウイスキーにつきまとう「男の酒」というイメージ。だが酒づくりはもともと家の仕事で、密造用のスチルを買い、蒸留所を建て直し、アイラを世界へ売ったのは女性たちでもあった。「紳士の酒」は、それほど古い顔ではない。

スーパーでも買える手頃さなのに、世界で最も多く受賞したと言われるブレンデッドスコッチ・デュワーズ。ハイボールで愛される理由を「ダブルエイジ」製法から解き明かし、ホワイト・ラベル/12年/15年/18年/ダブルダブル、そして数量限定の8年「スムース」シリーズまで、違いと選び方を整理する。