
WHY THIS TASTE
ミドルトン蒸留所で30年以上マスターディスティラーを務め、2013年に引退したバリー・クロケットの名を冠したシングルポットスチル。大麦麦芽と未発芽大麦を使うポットスチル原酒を、主にファーストフィルのエックスバーボン樽で熟成し、一部に未使用(ヴァージン)のアメリカンオーク樽で熟成した原酒を加える。年数表記はなく、46度・ノンチルフィルターで瓶詰めされる。グレーン原酒を含むブレンドのヴェリー・レアとは異なり、シナモンや白胡椒、削った鉛筆のようなスパイスに、バニラと赤りんごの甘みが釣り合う。

この味を生む蒸留所
ミドルトン蒸留所アイルランド南部コーク県ミドルトンに立つ、国内最大のウイスキー蒸留所である。1825年、マーフィー兄弟が旧毛織物工場を蒸留所へ改装したのが起源。1966年、ジョン・ジェムソン、ジョン・パワーズ、コーク・ディスティラーズの3社がアイリッシュ・ディスティラーズとして統合し、旧施設を閉じてミドルトンに集約する道を選んだ。1975年に新ミドルトン蒸留所が稼働し、ジェムソン、パワーズ、レッドブレスト、グリーンスポットなどが今やここで生まれる。アイルランド固有のシングルポットスチル製法——麦芽と未発芽大麦を合わせ、銅のポットスチルで3回蒸留する——の総本山であり、なめらかでスパイシーな独特の酒質を世界に届ける聖地だ。
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ミドルトンMidleton
アイルランド・コーク州ミドルトンにある蒸溜所。1825年に毛織物工場を転用して創業した旧ミドルトン蒸溜所が起源で、1966年にジェムソンなど3社が統合してアイリッシュ・ディスティラーズを設立、1975年に隣接地へ新蒸溜所を建設した。現在はジェムソンやレッドブレスト、グリーンスポットなど主要アイリッシュウイスキーの多くがここで生産されている。旧施設は見学施設として公開されている。
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