WHY THIS TASTE
1984年に始まった、アイリッシュウイスキーの最高峰と称されるブレンド。毎年その年のヴィンテージとして中身が組み替えられ、ボトルには当代のマスターディスティラーの名が記される。原酒はシングルポットスチルとシングルグレーンで、2026年版はポットスチル3種とグレーン2種の計5種を組み合わせ、古いグレーン原酒にはエックスバーボン樽で熟成したものを用いた。度数は40度。2020年以降はケヴィン・オゴーマンが手掛け、2026年版は彼の体制で6作目にあたる。熟成年数や構成比はヴィンテージにより変わる。

この味を生む蒸留所
ミドルトン蒸留所アイルランド南部コーク県ミドルトンに立つ、国内最大のウイスキー蒸留所である。1825年、マーフィー兄弟が旧毛織物工場を蒸留所へ改装したのが起源。1966年、ジョン・ジェムソン、ジョン・パワーズ、コーク・ディスティラーズの3社がアイリッシュ・ディスティラーズとして統合し、旧施設を閉じてミドルトンに集約する道を選んだ。1975年に新ミドルトン蒸留所が稼働し、ジェムソン、パワーズ、レッドブレスト、グリーンスポットなどが今やここで生まれる。アイルランド固有のシングルポットスチル製法——麦芽と未発芽大麦を合わせ、銅のポットスチルで3回蒸留する——の総本山であり、なめらかでスパイシーな独特の酒質を世界に届ける聖地だ。
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ミドルトン・ヴェリー・レアMidleton Very Rare
アイリッシュ・ディスティラーズがミドルトン蒸溜所で造る最高峰のプレミアムブレンド。1981年にマスターディスティラーとなったバリー・クロケットが1984年に創出し、毎年その年の最良の原酒を選び限定本数でヴィンテージ瓶詰めするスタイルを確立した。2011年には彼の功績を称え「バリー・クロケット・レガシー」も追加され、アイリッシュウイスキーの品質革新を象徴する存在となっている。
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