
WHY THIS TASTE
クラガンモアを中核に、グレンデュランを主要な構成原酒とするブレンデッド。蜂蜜やドライフルーツを思わせるしっかりしたボディが特徴。

この味を生む蒸留所
グレンデュラン蒸留所スコットランド・スペイサイド、フィディック川のほとりのダフタウンに立つ蒸留所である。1897年、ウィリアム・ウィリアムズによって、ダフタウンに建てられた7番目にして最後の19世紀の蒸留所として創業した。町を流れるダラン・ウォーターにちなんで名づけられた。「ローマが7つの丘に築かれたように、ダフタウンは7つのスチルに立つ」という有名な地元の言い回しの、その7番目にあたる。1926年にDCLの傘下に入り、1972年には隣接地に全く新しい蒸留所が建設され、旧蒸留所と数年間並行稼働した。現在はディアジオが所有し、2007年以降は主に「シングルトン」ブランドの一角として、とりわけ米国市場向けにボトリングされる。
蒸留所の詳細を見る →このボトルのブランド
オールドパーGrand Old Parr
1909年、ロンドンのグリーンリーズ・ブラザーズが発売した高級ブレンド。「英国最高齢の男」と伝わるトム・パーの名を冠し、熟成感を印象づける。クラガンモアを主体に、グレンデュランの原酒を組み合わせる構成で知られ、日本や中南米で特に高い人気を誇る。
上記2蒸留所の原酒に加え、複数のモルト・グレーンウイスキーをブレンドするが、詳細な配合比は非公開。
このブランドの他のボトルを見る →
昭和の応接間に飾られていたジョニーウォーカー黒ラベル。高かった理由は「税金」と説明されがちだが、国会の議事録をたどると、九千円の値札を支えていたのは関税でも中身でもなく、流通と贈答需要だった。

吉田茂や田中角栄が愛飲したことで知られるオールドパー。152歳まで生きたとされる男の伝説、「岩倉使節団」俗説の真相、斜めに置いても倒れないボトルの縁起——日本で「宰相の酒」となった理由を読み解く。