
WHY THIS TASTE
レッドブレストの年数表記で最長の27年。2019年に初バッチが瓶詰めされ、2020年3月に最長熟の定番表現として発売された。ファーストフィルとリフィルのバーボン樽、ファーストフィルのオロロソシェリー樽で熟成した原酒を核に、ポルトガル・ドウロ渓谷のルビーポート樽で熟成した原酒を組み合わせる。カスクストレングスで瓶詰めするため度数はバッチごとに異なり、初バッチ(B1/19)は54.6度、第2バッチ(B2/19)は53.5度。シェリー樽の熟した果実味に、ルビーポート樽が赤い果実の甘みを添える。

この味を生む蒸留所
ミドルトン蒸留所アイルランド南部コーク県ミドルトンに立つ、国内最大のウイスキー蒸留所である。1825年、マーフィー兄弟が旧毛織物工場を蒸留所へ改装したのが起源。1966年、ジョン・ジェムソン、ジョン・パワーズ、コーク・ディスティラーズの3社がアイリッシュ・ディスティラーズとして統合し、旧施設を閉じてミドルトンに集約する道を選んだ。1975年に新ミドルトン蒸留所が稼働し、ジェムソン、パワーズ、レッドブレスト、グリーンスポットなどが今やここで生まれる。アイルランド固有のシングルポットスチル製法——麦芽と未発芽大麦を合わせ、銅のポットスチルで3回蒸留する——の総本山であり、なめらかでスパイシーな独特の酒質を世界に届ける聖地だ。
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レッドブレストRedbreast
アイルランドのアイリッシュ・ディスティラーズ(ペルノ・リカール傘下)が手がけるシングルポットスチル・アイリッシュウイスキー。名前は当時の販売元ギルビー社会長が愛したコマドリに由来する。原酒はジェムソンで知られるボウ・ストリート蒸溜所から供給され、1986年にアイリッシュ・ディスティラーズが商標を取得、1991年に再発売された。モルトと未モルト大麦を混ぜて仕込む伝統製法により、クリーミーで芳醇な味わいが特徴。
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