
WHY THIS TASTE
アメリカンオークのリフィル樽で25年以上熟成した、定番レンジ最長熟の一本。かつてはスペシャルリリースとしてカスクストレングスで不定期に瓶詰めされていたが、2012年頃のロットから蒸留所標準の45.8度に統一され、年1回の定番リリースへ移行した。主張の弱いリフィル樽ゆえ樽香は控えめで、四半世紀の熟成が磨いた繊細な潮気、蜜の甘み、かすかな胡椒が静かに長く続く。

この味を生む蒸留所
タリスカー蒸留所スカイ島西岸カーボスト、荒々しい海に面して建つ蒸留所。1830年にマカスキル兄弟が興したタリスカーは、潮しぶきとピートの匂いが常に混じる空気の中で「海のモルト」と称される個性を磨いてきた。1928年まで続いた三回蒸留の名残として、今も2基のウォッシュスチルと3基のスピリットスチルという変則的な5基構成をとり、屋外の冷たいウォームタブ(虫樽)で一気に冷やす。立ちのぼるのは潮気とヨードを帯びたスモークに、噛みしめると弾ける黒胡椒のようなスパイス。1960年の火災で全スチルを焼失しながらも、味を変えぬためにと寸分違わぬ複製で再建された逸話が、この島の頑固なまでのこだわりを物語る。
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タリスカーTalisker
スコットランド・スカイ島唯一の蒸溜所として1830年に創業したシングルモルト。ディアジオが所有し、島の荒々しい海と気候を反映した潮の香りとピートの燻香、独特の胡椒のようなスパイシーさが特徴。定番の10年に加え、スキーやストームなどの表現がある。
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