
Islands
スコットランド公式のウイスキー協会が定める5地域には含まれないが、業界で慣例的に用いられる分類で、アイラ島を除くスカイ島、オークニー諸島、マル島、ジュラ島、アラン島などの蒸留所を指す。海に囲まれた立地から塩気・潮風を感じさせる個性が共通しつつ、島ごとに異なる表情を持つ。
スコッチの規則上は独立した地域ではなくハイランドに含まれるが、点在する島々のウイスキーは慣習的に「アイランズ」と総称される。1990年代半ばまではマル島のトバモリー、ジュラ島のジュラ、スカイ島のタリスカー、オークニー諸島のハイランドパークとスキャパの5蒸留所のみだったが、近年はアランやラーサイなど新設が相次いでいる。
海に囲まれた環境ゆえ、多くが潮風や海藻を思わせる海のニュアンスをまとう。ピートを効かせる島もあれば穏やかな島もあり、島ごとに気候も水も異なるため、一括りにはできない多様性を持つ。
潮気とほのかな煙を基調に、甘くフルーティなものから力強くピーティなものまで島ごとに幅がある。タリスカーの胡椒のようなスパイス感、ハイランドパークのバランスの取れた煙とハチミツなど、それぞれが明確な個性を放つ。
公式にはハイランドに含まれる島々の総称。オークニー諸島のハイランドパークとスキャパ、スカイ島のタリスカー、ジュラ島のジュラ、マル島のトバモリー、アラン島のアランなどが代表格。2022年にはラーサイ島のラーサイが初リリースを迎えた。潮風とほのかな煙をまとった、島ごとに異なる個性が楽しめる。






Isle of Harris
アイランズ ・ 2015年

Raasay
アイランズ ・ 2014年

Abhainn Dearg
アイランズ ・ 2008年

Jura
アイランズ ・ 1810年

Scapa
アイランズ ・ 1885年

Talisker
アイランズ ・ 1830年

Tobermory
アイランズ ・ 1798年

Torabhaig
アイランズ ・ 2017年

Highland Park
アイランズ ・ 1798年

Lagg
アイランズ ・ 2019年

Lochranza (Arran)
アイランズ ・ 1995年

スコッチの多くが二百年前の創業年を誇るなか、アランのラベルにあるのは1995年。かつて五十の蒸溜所があったとされる島から、なぜウイスキーは150年以上も消えていたのか。建築家の何気ない一言、450ポンドの債券、イヌワシに止められた工事——ロッホランザとラッグ、二軒の物語を読み解く。

スコッチの公式な産地は5つで、そこに「アイランズ」は入っていない。それでも棚に並ぶこの呼び名の正体と、スカイ・オークニー・マル・ジュラ・アランで驚くほど違う味、最初の一本の選び方。

世界で2番目に売れるスコッチ「バランタイン」。ファイネスト、バレルスムース、マスターズ、そして7年から30年まで、年数のはしごで味はどう変わるのか。2024年に定番が12年から10年へ入れ替わった背景も含め、予算とシーンで選ぶ一本を読み解きます。

ウイスキーを始めたいが、膨大な銘柄を前に最初の一本を選べない——。失敗しない「3つの軸」を押さえ、華やか系からスモーキー、ハイボール向きまで、初心者におすすめの7本を香りのタイプ別に紹介する。