桜尾、貴腐ワインの樽で仕上げた限定シングルモルト
広島のサクラオブルワリーアンドディスティラリーが、ソーテルヌ樽で追熟したシングルモルト「桜尾 SAUTERNES CASK FINISH STILLMAN’S SELECTION」を8月7日に数量限定で発売した。700ml・46%・15,000円(税別)。
広島県廿日市市のサクラオブルワリーアンドディスティラリーが2026年8月7日、「シングルモルトジャパニーズウイスキー 桜尾 SAUTERNES CASK FINISH STILLMAN’S SELECTION」を数量限定で発売した。700ml・アルコール分46%・参考小売価格15,000円(税別)。
ソーテルヌはフランス・ボルドー南部の甘口白ワインで、貴腐菌のついたブドウから造られる。その樽で追熟した一本だ。公式のテイスティングノートでは、白桃や熟した果実を思わせる甘い香りと、マスカットのような果実味、そして甘さと酸味が釣り合った余韻が挙げられている。ワイン樽のなかでも甘口ワインの樽は、こうした果実の甘い香りを残しやすい。
このシリーズの肝は「スティルマンズセレクション」という考え方にある。桜尾蒸溜所は、瀬戸内海の潮風が届く海側の桜尾貯蔵庫と、中国山地の森に囲まれた戸河内貯蔵庫という環境の異なる2か所で原酒を寝かせている。同じソーテルヌ樽でも樽ごとに表情が違うため、そのなかから造り手(スティルマン)が香りで選び抜いてボトリングした、というのが今回の建て付けだ。既発の同シリーズにはシェリーカスクがある。

Sakurao Single Malt Sherry Cask Stillman's Selection
🇯🇵 日本 ・ 桜尾蒸溜所 ・ シングルモルト ・ NAS ・ 50%
同社は1918年設立で、長く酒類づくりを続けてきた蔵元だ。ジャパニーズウイスキーの新興蒸溜所が増えるなか、桜尾は早い段階から自社蒸溜のシングルモルトを継続して出してきた一軒で、樽違いの限定品もたびたび登場する。
本数と販売チャネルは公表されていない。15,000円(税別)という価格は、国産シングルモルトの限定品としては手が届く部類だが、数量限定である以上は店頭で見かけた時が判断のタイミングになる。甘口ワイン樽の一本は食後の一杯にはまりやすいので、シェリー樽の桜尾を飲んだことがある人ほど、その違いを試す価値がある。
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