New Riff
ケンタッキー州ニューポート、オハイオ川を挟んでシンシナティと向かい合う地に立つ、北ケンタッキー再興の旗手である。酒販大手「ザ・パーティ・ソース」を築いた起業家ケン・ルイスが、2014年に創業した。氷河がオハイオ川流域を形づくった際に生まれた古代帯水層の真上、約30メートルの高さに蒸留所が建つ。最大の特徴は、1897年のボトルド・イン・ボンド法制定以来おそらく初めて、ケンタッキーのサワーマッシュ製法とボトルド・イン・ボンド規格に専念すると宣言した点だ。この厳格な品質基準への一貫したこだわりが、若き蒸留所ながら高い評価を勝ち取っている。
ニューリフ最大の特徴は、ケンタッキーのサワーマッシュ製法とボトルド・イン・ボンド規格への一貫したこだわりだ。1897年のボトルド・イン・ボンド法制定以来おそらく初めて、この品質規格に専念すると宣言した蒸留所として知られる。ハイ・ライ寄りのマッシュビルを用い、単一蒸留所・単一蒸留期・4年以上熟成・100プルーフというボンド規格を満たす原酒を造る。厳格な基準が、確かな品質を裏づける。
ニューリフは、酒販の巨大店「ザ・パーティ・ソース」を築いたケンタッキーの起業家ケン・ルイスが2014年に創業した。ルイスは24歳で高校の英語教師をしていたが、父の酒店を手伝ううちに飲料業界に魅せられ、日曜販売やクレジットカード決済を巡る改革を主導して全米初級のメガストアを築いた。その経験を土台に、シンシナティ近郊・北ケンタッキーをバーボンの目的地として再興すべく蒸留所を興した。ルイスはケンタッキー・バーボン殿堂入りも果たしている。
蒸留所はケンタッキー州ニューポート、オハイオ川を挟んでシンシナティと向かい合う、ケンタッキー・バーボン・トレイルの玄関口に立つ。氷河がオハイオ川流域を形づくった際に生まれた古代帯水層の真上、約30メートル(100フィート)の高さに位置し、この良質な地下水を仕込みに生かす。
旗艦の「ニューリフ ケンタッキー ストレート バーボン ボトルド イン ボンド」を核に、ハイ・ライの「ニューリフ ライ」、その他ボトルド・イン・ボンド規格の各種を展開する。新興ながらその品質は高く評価され、クラフト・バーボンの実力派として注目を集めている。

この蒸留所が属する地域
トウモロコシを主原料とするバーボンウイスキーの本場。原料の51%以上がトウモロコシで、内側を焦がした新樽で熟成させることが法律上の条件となっている。ケンタッキー州が生産の中心地で、テネシー州のジャックダニエルズは木炭濾過(チャコール・メローイング)を経る独自製法「テネシーウイスキー」を名乗る。近年は小規模クラフト蒸留所が全米で急増している。
アメリカを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。