
WHY THIS TASTE
ノンピート麦芽の原酒だけを、ファーストフィルのバーボン樽で熟成させて瓶詰めした年数非表記のボトル。一番手の樽から出るバニラと蜂蜜、オークのスパイスがそのまま前に立ち、熟した洋梨やアプリコットのような果実味と重なる。シェリー樽を組み合わせる10年に比べると色は淡く、ベン・ネヴィス特有の重く粘る質感は控えめで、輪郭のはっきりした軽やかさが残る。2021年に10年の手前へ置かれた入門用として加わった一本で、日本には正規流通していない。

この味を生む蒸留所
ベン・ネヴィス蒸留所スコットランド・ハイランド、英国最高峰ベン・ネヴィス山の麓、フォート・ウィリアムに立つ蒸留所である。1825年、身長193センチの大男「ロングジョン」ことジョン・マクドナルドが創業した。その原酒は「ロングジョンズ・デュー・オブ・ベン・ネヴィス」と呼ばれ、週200ガロンを産した。1848年にはヴィクトリア女王も訪れている。需要の高まりを受け、1878年には隣に2つ目の「ネヴィス蒸留所」も建てられた。1989年以来、日本のニッカウヰスキーが所有する。年産200万リットルの能力を持ち、ニューメイクの約半分はタンカーで日本へ運ばれ、「ニッカ ブラック」などのブレンドに用いられる。日本と縁の深い、コクのあるハイランドの造り手だ。
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ベン・ネヴィスBen Nevis
1825年、スコットランド貴族の血を引く「ロング・ジョン」マクドナルドが創業したハイランド最高峰ベン・ネヴィス山麓の蒸溜所。1955〜81年はカナダの実業家ジョセフ・ホッブスが所有し、コフィースチルも併設して同一屋根の下でモルトとグレーンの両方を生産する珍しい体制を敷いた。1989年よりニッカウヰスキー傘下となり、生産量の半分ほどが原酒として日本へ輸出され「ニッカ ブラック」などのブレンドに使われている。
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