熟成に使われた樽
2021年に約20年ぶりに操業再開した新生・羽生蒸溜所によるシングルモルトシリーズ「TONE」。ノンピートとピーテッド原酒をブレンドし、シェリー&バーボン樽で仕上げる。
この味を生む蒸留所
羽生蒸溜所埼玉県羽生市に立つ、東亜酒造の蒸溜所である。東亜酒造は1625年に秩父市で創業し、1941年に現在地の羽生市へ移転した老舗の酒蔵だ。1980年、モルトウイスキーの自社生産に乗り出し「羽生蒸溜所」を稼働させたが、1985年のプラザ合意による円高とウイスキー市場の縮小で、1991年に生産を停止。2000年には民事再生法の適用を申請し、蒸溜所は稼働を止めた。この旧原酒を、東亜酒造の孫にあたる肥土伊知郎(のちの秩父蒸溜所創業者)が引き取り、トランプのカードになぞらえてボトリングした「イチローズモルト・カードシリーズ」が世界的な人気を博した。2021年、看板を再び掲げ、新たな原酒造りを始めた蒸溜所である。
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羽生Hanyu
埼玉県羽生市の羽生蒸溜所(東亜酒造)に由来するシングルモルトウイスキー。1980年代の自社蒸溜開始後「ゴールデンホース」として人気を博したが、1991年に生産中止、2000年に蒸溜所は閉鎖された。残された原酒は伊知郎氏がベンチャーウイスキーとして引き継ぎ、トランプ柄ラベルの「イチローズモルト カードシリーズ」として世界的な評価を得た、いわば幻の日本ウイスキー。2021年には蒸溜所自体も新体制で復活している。
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