
WHY THIS TASTE
ニッカの創業90周年を機に開発され、2024年10月1日に発売された通年の新ブランド。石炭直火蒸溜とピートによる余市のヘビーピートモルトをキーモルトに据え、モルト原酒の比率を51%以上に高めた。輸入原酒もブレンドしているため、ジャパニーズウイスキーの定義には当たらない。冷却濾過を行わず常温濾過で仕上げ、48度・500mlで瓶詰めする。公式は、南極観測隊向けに培った高アルコール・ノンチルフィルタードの製法を用いたと説明している。樽熟成香とマーマレードのような果実香、麦芽の甘い香りにスモークが重なり、熟した果実の甘さをピートのほろ苦さが引き締める。

この味を生む蒸留所
余市蒸溜所北海道余市町に立つ、ニッカウヰスキー発祥の蒸溜所である。1934年、「日本ウイスキーの父」竹鶴政孝が創業した。竹鶴は理想のウイスキー造りの地を求め、スコットランドに似た気候、豊かな水、澄んだ空気を持つこの地にたどり着いた。良質な大麦と、スモーキーな風味を生むピート(草炭)が豊富に採れることも決め手となった。最大の特徴は、今や世界でも稀となった「石炭直火蒸溜」。石炭をくべて直接スチルを熱するこの製法は、力強く重厚な酒質を生む。90年にわたり受け継がれてきた「竹鶴の火」だ。事務所棟など10棟が国の重要文化財に指定されている、日本ウイスキー史の聖地である。
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ニッカ フロンティアNikka Frontier
2024年、ニッカウヰスキー創業90周年を機に、約4年ぶりの新規ブレンドとして発売。創業の地・余市蒸溜所のヘビーピートモルトをキーモルトに据え、モルト比率5割超という高い配合を実現した。ノンチルフィルタードで風味成分を損なわない製法も特徴。
余市のヘビーピートモルトを中心に構成されるが、具体的な配合比は非公開。
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