
WHY THIS TASTE
トウモロコシ72%・ライ麦18%・大麦麦芽10%という基本マッシュビルは86プルーフと共通で、違いは樽の選び方と瓶詰め度数にある。熟成庫から選び抜いた樽の原酒を50%(100プルーフ)で瓶詰めするため、43%の86プルーフでは軽やかに広がっていたバニラやバタースコッチの甘みが凝縮され、内側を焦がした新樽のチャーに由来する焦げた砂糖とベーキングスパイスの輪郭がはっきり立つ。同じレシピの骨格を一段濃く描き直した一本で、カクテルに使っても風味が埋もれない。

この味を生む蒸留所
オールドフォレスター蒸留所1870年、元薬品セールスマンのジョージ・ガーヴィン・ブラウンがルイビルで世に出した、アメリカ初の瓶詰めバーボンである。当時、医療用ウイスキーの品質のばらつきに医師たちが不満を抱いていたことに着目し、密封した瓶で品質を保証するという革新を打ち出した。市場に途切れなく存在し続ける最古のバーボンでもある。名はその効能を認めた医師ウィリアム・フォレスター博士に由来すると伝わる。創業したブラウンフォーマンは、禁酒法期にも医療用生産の数少ない認可を得て生き延びた。ケンタッキー州の石灰岩水と一貫した造りが、120年以上変わらぬ品質を支えている。
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オールド・フォレスターOld Forester
1870年にブラウン=フォーマン創業者ジョージ・ガーヴィン・ブラウンが売り出したバーボン。密封ボトルで販売された最初のバーボンとされ、禁酒法時代も薬用として認可された数少ない蒸留所として生産を継続した唯一の銘柄。150年以上にわたり同一企業が造り続ける最古参のバーボンとして知られ、現在もブラウン=フォーマン社の看板ブランドの一つ。
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禁酒法は道徳の暴走として語られがちだが、1919年というタイミングを決めたのは連邦財政だった。歳入の3分の1を占めた酒税と、1913年に用意された所得税、そしてアメリカンウイスキーが失ったもの。

競馬の祭典ダービーの公式カクテル、ミントジュレップ。バーボン・ミント・クラッシュアイスで作る夏の定番を、黄金比と手順、つまずきやすい「ミントの潰しすぎ」のコツ、ベースのバーボン選びまで解説します。