
Old Forester
1870年、元薬品セールスマンのジョージ・ガーヴィン・ブラウンがルイビルで世に出した、アメリカ初の瓶詰めバーボンである。当時、医療用ウイスキーの品質のばらつきに医師たちが不満を抱いていたことに着目し、密封した瓶で品質を保証するという革新を打ち出した。市場に途切れなく存在し続ける最古のバーボンでもある。名はその効能を認めた医師ウィリアム・フォレスター博士に由来すると伝わる。創業したブラウンフォーマンは、禁酒法期にも医療用生産の数少ない認可を得て生き延びた。ケンタッキー州の石灰岩水と一貫した造りが、120年以上変わらぬ品質を支えている。
コーン主体のマッシュビルを連続式蒸留で仕込み、内側を焦がした新樽で熟成させる。ウイスキー・ロウの蒸留所では、発酵から蒸留、樽詰め、そして瓶詰めまでの一貫工程を公開している。品質保証のために瓶詰め専売を貫いてきた伝統が、一貫した味わいを支える。ブランドの節目を祝う限定シリーズでは、実験的な製法にも挑む。
オールドフォレスターは、1870年に元薬品セールスマンのジョージ・ガーヴィン・ブラウンがルイビルで発売した、アメリカ初の瓶詰め専売バーボンである。ブラウンは3つの地元蒸留所の原酒をブレンドして造り、密封した瓶で品質を保証した。名は、その効能を認めた医師ウィリアム・フォレスター博士に由来し、当初は「Forrester」とrを重ねて綴られた。創業したブラウンフォーマンは、禁酒法期(1920〜33年)に医療用生産を認められた6社の一つとして存続。市場に最も長く途切れず存在するバーボンとして知られる。
蒸留所はケンタッキー州最大の都市ルイビル、かつてバーボン産業で栄えたウイスキー・ロウに立つ。2018年、ブラウンフォーマンは創業の地であるこの通りに蒸留所を再建した。ケンタッキーの石灰岩で濾過された鉄分の少ない硬水が、仕込み水として理想的な条件を備える。歴史的な通りの再生が、ブランドの原点を今に伝えている。
定番の「オールドフォレスター 86プルーフ」「100プルーフ」を核に、禁酒法時代を記念した「1920 プロヒビション スタイル」、創業者にちなむ「1870 オリジナル バッチ」などの「ウイスキー・ロウ・シリーズ」を展開する。高酒質の「バーボン ウッズ フィニッシュ」やライ・ウイスキーも擁し、歴史と革新を兼ね備える。


Old Forester 1897 Bottled in Bond
🇺🇸 アメリカ ・ オールドフォレスター蒸留所 ・ バーボン ・ NAS ・ 50%
Old Forester 1910 Old Fine Whisky
🇺🇸 アメリカ ・ オールドフォレスター蒸留所 ・ バーボン ・ NAS ・ 46.5%
Old Forester 1920 Prohibition Style
🇺🇸 アメリカ ・ オールドフォレスター蒸留所 ・ バーボン ・ NAS ・ 57.5%

バーボンのラベルに躍る「100プルーフ」という表示。アルコール度数のことらしいが、なぜ「%」ではなく謎めいた数字なのか。そして数字が度数のちょうど2倍になるのはなぜか。黒色火薬で酒の強さを試した時代から、英米で分かれた計算方式まで、ラベルの数字に刻まれた歴史を読み解く。

競馬の祭典ダービーの公式カクテル、ミントジュレップ。バーボン・ミント・クラッシュアイスで作る夏の定番を、黄金比と手順、つまずきやすい「ミントの潰しすぎ」のコツ、ベースのバーボン選びまで解説します。

禁酒法は道徳の暴走として語られがちだが、1919年というタイミングを決めたのは連邦財政だった。歳入の3分の1を占めた酒税と、1913年に用意された所得税、そしてアメリカンウイスキーが失ったもの。

この蒸留所が属する地域
トウモロコシを主原料とするバーボンウイスキーの本場。原料の51%以上がトウモロコシで、内側を焦がした新樽で熟成させることが法律上の条件となっている。ケンタッキー州が生産の中心地で、テネシー州のジャックダニエルズは木炭濾過(チャコール・メローイング)を経る独自製法「テネシーウイスキー」を名乗る。近年は小規模クラフト蒸留所が全米で急増している。
アメリカを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。