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ブローラ蒸留所
DISTILLERY

ブローラ蒸留所

Brora

スコットランド・ハイランド、サザーランド地方の海辺の町ブローラに立つ、伝説的な蒸留所である。1819年、サザーランド侯爵がクライネリッシュの名で創業した。その設立は、悪名高いハイランド・クリアランス(土地囲い込みによる強制立ち退き)の時代と重なり、沿岸へ追われた小作農の大麦に市場を提供する狙いもあった。1969年、隣に新しいクライネリッシュ蒸留所が建てられると、旧蒸留所は「ブローラ」と改名され、ブレンド用に重くピートを効かせたアイラ風の原酒を造った。1983年に閉鎖され、そのカスクは伝説的な希少品となった。2017年、ディアジオが3500万ポンドを投じて再建を発表し、2021年に復活を遂げた蒸留所だ。

🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿スコットランドハイランドディアジオ
創業1819年

なぜこの味になるのか

1969年に旧クライネリッシュがブローラとして再開された当初は、ブレンド用に重くピートを効かせたアイラ風の原酒を造った。この時代のヘビリー・ピーテッドな原酒が、のちにブローラを伝説たらしめた。2021年に再建された蒸留所は、オーバンに近い中程度のピートのモルトを、年間約80万リットルの生産能力で造る。往年の個性を受け継ぎつつ、伝統的な製法を丁寧に再現している。

歴史

ブローラ蒸留所は、1819年、サザーランド侯爵が750ポンドを投じ、ブローラ郊外の農場にクライネリッシュの名で創業した。その設立は、悪名高いハイランド・クリアランス(1814〜1820年頃、3000を超える家族が強制的に立ち退かされた)の時代と重なる。沿岸へ追われた小作農が育てる大麦に安定した市場を与え、社会不安を生む密造酒に対抗する狙いもあった。1969年、隣接地に新しいクライネリッシュ蒸留所が建てられると、名の重複を避けるべく旧蒸留所は「ブローラ」と改名された。1983年に閉鎖されたが、2017年にディアジオが3500万ポンドの投資による再建を発表し、2021年5月に復活を遂げた。

立地と水

蒸留所はスコットランド・ハイランド、サザーランド地方の北海に面した海辺の町ブローラに立つ。冷涼な海辺の立地と清冽な水が、独特の酒質を育む。ハイランド・クリアランスという痛みの歴史を背負う土地に生まれた蒸留所として、その物語性も濃い。海の近さが、原酒にほのかな塩気とミネラル感を与えるとされる。

58.0090, -3.8560Googleマップで見る ↗
BOTTLES

この蒸留所のボトル

1983年の閉鎖後、残された原酒はディアジオの「レアモルト」や年次限定リリースを通じて発売され、その希少性と品質から伝説的なカルト銘柄となった。ヴィンテージ・ブローラは今やオークションで高額で取引される。2021年の復活後の新たな原酒も熟成を重ねており、閉鎖と再生の物語とともに愛される、ハイランドの伝説的な造り手である。

フレーバープロファイル付きのボトルが追加され次第、ここでボトルごとの味わいを比較できるようになります。

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