Valleyfield
カナダ・ケベック州、モントリオール近郊のサラベリー・ド・ヴァルヤーフィールドに立つ、コーンを主原料とするベース・ウイスキーの大規模蒸留所である。旧シェンリー蒸留所として1945年、かつての醸造所を転用して設立された。前身の工場は1938年にケベック・ディスティラーズが取得し、ジャガイモや穀物から工業・軍事用アルコールを造っていた。1945年にルイス・ローゼンスティールのシェンリー社が買収して全面改装。1972年からはギブソンズ・ファインストも手がけた。1981年にバンクーバーの一族へ、のちコンステレーション・ブランズを経て、2008年にディアジオが取得した。クラウンローヤルなどディアジオ製品向けのコーン・ベース原酒を、年間2800万リットル生産する。
ヴァルヤーフィールド蒸留所は、コーンから蒸留したベース・ウイスキーの生産を専門とし、これをディアジオの各製品に供給する。カナディアン・ウイスキーの流儀に則り、コラム蒸留で高純度のコーン・ベース原酒を大量に造る。約200名の従業員が働き、年間2800万リットルものアルコールを生産する。クラウンローヤルをはじめ、多数の銘柄の土台を支える生産拠点である。
ヴァルヤーフィールド蒸留所(旧シェンリー蒸留所)は、1945年にケベック州サラベリー・ド・ヴァルヤーフィールドの、かつての醸造所を転用して設立された。前身の工場は1938年にケベック・ディスティラーズが取得し、ジャガイモや穀物から工業・軍事用のアルコールを造っていた。1945年、ルイス・ローゼンスティールのシェンリー・ディスティラーズ社が買収して全面的に改装し、ゴールデン・ウェディングやオールド・ファイン・カッパー、1972年からはギブソンズ・ファインストといった銘柄を手がけた。1981年にバンクーバーの一族へ売却され、コンステレーション・ブランズを経て、2008年にディアジオが取得した。
蒸留所はカナダ・ケベック州、モントリオール近郊のサラベリー・ド・ヴァルヤーフィールドに立つ。セントローレンス川水系に近い立地で、豊かな水と穀物に恵まれる。ディアジオは同蒸留所を2025年までにカーボンニュートラル化する計画を進めるなど、持続可能性にも取り組む大規模拠点だ。
ここで造られるコーン・ベース原酒は、クラウンローヤル、シェンリーズ、ゴールデン・ウェディング、シェンリーOFC、シーグラムズVO、ファイブスターなど、数多くの銘柄に用いられる。自社ブランドを前面に出すより、ディアジオの主力製品を土台から支える、ケベックの巨大なベース原酒工場だ。


この蒸留所が属する地域
ライ麦を使ったブレンデッドウイスキーの伝統で知られ、「カナディアン・ライ」という呼称が一般名詞として定着するほどライ麦との結びつきが強い産地。禁酒法時代の米国への密輸で発展した歴史を持つ。法律上の最低熟成期間は3年で、複数の原酒をブレンドする軽やかで飲みやすいスタイルが主流だが、近年はクラフト蒸留所による individuality の高い製品も増えている。
カナダを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。