
Ardnamurchan
スコットランド西海岸、人里離れたアードナムルッカン半島に立つ蒸留所である。2014年に開業した。母体は、1826年創業で、世界的に名高い稀少シングルカスクのボトラー、アデルフィ社だ。スコットランド本土最西端に近い辺境の地で、伝統的な造りと近代技術、持続可能な生産を融合させる。仕込み水を供給する川で水力発電を行い、蒸留所は地元の再生可能エネルギーだけで稼働する。ピーテッド(フェノール30ppm)とノンピートの2種の原酒を造り、蒸留後の麦かすは地元農場の飼料となる循環型の造りだ。全ボトルにはQRコードが付され、ブロックチェーンでサプライチェーンを追跡できる。環境と地域に根ざした、辺境の先進的な造り手である。
アードナムルッカンは、ピーテッドとノンピートの2種のモルト原酒を造る。ピーテッド麦芽はフェノール値30ppmで、穏やかなスモーキーさを与える。蒸留後に残る麦かすは地元農場の飼料となり、生産全体が地域と環境に還元される循環型の造りだ。この持続可能性への徹底したこだわりが、酒質だけでなくブランドの根幹をなしている。
アードナムルッカン蒸留所は、スコットランド西海岸、人里離れたアードナムルッカン半島に立つ蒸留所で、2014年に開業した。母体は、1826年に創業し、世界の愛好家から稀少なシングルカスク・モルトの最も評価の高いボトラーとして知られるアデルフィ社である。長くボトラーとして名を馳せた同社が、自ら蒸留所を構えるという構想を、この辺境の地で実現した。開業以来、伝統的なウイスキー造りと近代技術、そして徹底した持続可能性を融合させている。
蒸留所はスコットランド西海岸、本土最西端に近いアードナムルッカン半島の、荒々しくも美しい辺境に立つ。仕込みと冷却に用いる川の水は、そのまま水力発電にも使われる。蒸留所は地元の再生可能エネルギーだけで稼働し、大麦はスコットランド産を用いる。人里離れた半島の自然そのものが、この蒸留所の個性の源だ。海に囲まれた冷涼な気候も、熟成にゆるやかな影響を与えている。
2020年に初の本格リリース「アードナムルッカン AD」を発売し、ピーテッドとノンピートの原酒を組み合わせた個性で注目を集めた。全ボトルに付されたQRコードで、ブロックチェーンを用いてサプライチェーンを追跡できる。環境と地域に根ざした辺境の造り手として、独自の物語を紡ぐ、西ハイランドの先進的な蒸留所である。


この蒸留所が属する地域
スコットランド本土北部・中央部に広がる地理的に最も広大な地域区分で、内陸から海沿い、島嶼部まで含むためスタイルの幅がきわめて広い。北部はスモーキーで力強く、南部は軽やかで、内陸はドライという傾向があるとされ、グレンモーレンジィやダルモアなど個性豊かな蒸留所が点在する。
ハイランドを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。