The Dublin Liberties Distillery
アイルランド・ダブリンの歴史地区リバティーズ、ミル・ストリートに立つ蒸留所である。1700年代に遡る建物は、かつて製粉所、次いでウサギの毛皮を扱うなめし革工場だった。クインテッセンシャル・ブランズ・グループ主導のパートナーシップで開発され、2019年に開業した。リバティーズは古くから蒸留所・織物工場・なめし革工場・印刷所、そして無数の無許可酒場がひしめく産業の集積地だった。看板の「デッドラビット」は、マスターディスティラー、ダリル・マクナリーと、ニューヨークの名バー「デッドラビット」創業者の協業で生まれた一本。19世紀半ばのアイルランド移民ギャング「デッドラビッツ」に名を負う、物語性豊かな造り手だ。
ダブリン・リバティーズは、モルトとグレーンの原酒を用いたブレンデッド・アイリッシュ・ウイスキーを主に手がける。旗艦の「オーク・デビル」は、2回蒸留のプレミアム・モルトとグレーンをブレンドし、バーボンオーク樽で3年以上熟成させた一本だ。バーボン樽やシェリー樽、ポート樽などで仕上げ、なめらかで飲みやすい味わいを追求する。ダブリンの歴史を映すブランド展開が、造りの個性を形づくる。
ダブリン・リバティーズ蒸留所は、ダブリンの歴史地区リバティーズのミル・ストリートに立つ。1700年代に遡る建物は、かつて製粉所として、のちにウサギの毛皮を扱うなめし革工場として使われた。クインテッセンシャル・ブランズ・グループが主導するパートナーシップにより開発され、2年の工事を経て2019年に開業した。リバティーズはかつて、蒸留所・織物工場・なめし革工場・鍛冶場・印刷所、そして数多の無許可酒場がひしめく、活気ある産業の集積地だった。
蒸留所はダブリン8地区のリバティーズ、ミル・ストリートに立つ。歴史ある建物を再生した拠点で、ダブリンの蒸留文化が最も濃く息づいた土地に位置する。都市の歴史地区という立地が、ブランドの物語性と結びついている。
看板の「デッドラビット アイリッシュ ウイスキー」は、マスターディスティラー、ダリル・マクナリーと、ニューヨークの名バー「デッドラビット・グロサリー&グロッグ」の創業者ショーン・マルドゥーン、ジャック・マクギャリーの協業で生まれた。19世紀のアイルランド移民ギャングに名を負う。「オーク・デビル」「カッパー・アレイ」など、ダブリンの歴史を冠した銘柄を展開している。


この蒸留所が属する地域
禁酒法や英愛貿易戦争などを経て20世紀に大きく衰退したが、「アイリッシュウイスキーの父」と呼ばれる再興を経て2020年代には蒸留所数が40を超えるまでに回復した。多くは単式蒸留器で3回蒸留する伝統製法を用い、ノンピートの大麦を使うためスコッチに比べて軽やかでまろやかな味わいになりやすい。
アイルランドを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。