Shortcross
北アイルランド・ダウン県、565年に遡る歴史を持つラデモン・エステートに立つ蒸留所である。フィオナとデイビッドのボイド=アームストロング夫妻が2012年に創業した。夫妻はまず、北アイルランドで初めて蒸留されるクラフトジンとして「ショートクロス・ジン」を生み、失われた蒸留の技を故郷に取り戻すことを志した。500エーカーを超えるラデモン・エステートは、1667年築のエステートハウスやオベリスクを擁する歴史ある地だ。マスターディスティラーのデイビッドは、ベルファストの旧アヴォニールとコンズウォーターという二つの蒸留所の跡地の間で育った、蒸留に縁の深い人物。地元産大麦とエステートの井戸水で、シングルモルト・アイリッシュ・ウイスキーを育てる造り手だ。
蒸留設備は、ドイツの世界的な銅細工師クリスチャン・カール社が手がけた450リットルの銅製ポットスチルと、2基の7段エンリッチメント・カラムを組み合わせたもので、旧来の技術と最新技術の長所を融合する。マスターディスティラーのデイビッドは、ベルファストの旧アヴォニールとコンズウォーター両蒸留所の跡地の間で育った、蒸留に縁の深い人物だ。地元産大麦とエステートの水を用い、丁寧にシングルモルトを仕込む。
ショートクロス蒸留所(ラデモン・エステート蒸留所)は、フィオナとデイビッドのボイド=アームストロング夫妻が2012年に創業した。夫妻はまず、アイリッシュ・ジンのあるべき姿を再定義するという構想のもと、北アイルランドで初めて蒸留されるクラフトジン「ショートクロス・ジン」を生み出した。フィオナの、北アイルランドで失われた蒸留の技を取り戻したいという情熱が原点だった。のちにシングルモルト・アイリッシュ・ウイスキーの生産にも乗り出している。
蒸留所は北アイルランド・ダウン県、565年に遡る歴史を持つラデモン・エステートに立つ。500エーカーを超えるこの地には、1667年築のエステートハウス、往時の中庭やコテージ、そして荘厳なオベリスクが残る。ウイスキーは、地元産の大麦と、エステートの井戸から汲む濾過水で仕込まれる。歴史ある広大な敷地が、造りに格調を添えている。
北アイルランド初の受賞歴あるクラフトジン「ショートクロス・ジン」を核に、シングルモルト・アイリッシュ・ウイスキーを展開する。歴史あるラデモン・エステートの恵みと、旧ベルファスト蒸留所ゆかりの技を受け継ぎ、失われた北アイルランドの蒸留文化を現代に甦らせた造り手だ。

この蒸留所が属する地域
禁酒法や英愛貿易戦争などを経て20世紀に大きく衰退したが、「アイリッシュウイスキーの父」と呼ばれる再興を経て2020年代には蒸留所数が40を超えるまでに回復した。多くは単式蒸留器で3回蒸留する伝統製法を用い、ノンピートの大麦を使うためスコッチに比べて軽やかでまろやかな味わいになりやすい。
アイルランドを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。