Spirit of Hven
スウェーデン、デンマークとの間のエーレスンド海峡に浮かぶヴェン島に立つ、世界最小級のポットスチル蒸留所として始まった造り手である。周囲わずか8キロ、人口350人ほどの小島だ。1988年に開かれたリゾート「ヴェン・バカファルスビン」を、1998年にアニヤとヘンリク・モリン夫妻が買い取り、少しずつ拡張。2000年に計画を始め、2008年に蒸留所を開いた。スウェーデンで3番目のポットスチル蒸留所である。ヘンリクは香りと味の科学に20年を捧げ、自らの製品を磨くだけでなく世界の酒類業界にも助言する研究者だ。仕込みから発酵、蒸留、樽熟成、瓶詰めまでを一つ屋根の下で行う。2012年に初のシングルモルト「ウラニア」を発売した、こだわりの造り手だ。
ヴェンは、世界最小級のポットスチル蒸留所として始まり、仕込み・発酵・蒸留・樽熟成・瓶詰めのすべてを一つ屋根の下で手がける。ヘンリク・モリンの香味科学の知見が、原料選定から樽使いまでを貫く。ノンピートからピーテッドまで幅広い原酒を造り、多彩な樽で熟成させる。小島ならではの少量生産で、細部にこだわった造りを追求する。
ヴェン蒸留所(スピリット・オブ・ヴェン)は、スウェーデンとデンマークの間のエーレスンド海峡に浮かぶヴェン島に立つ。1988年に開かれたリゾート「ヴェン・バカファルスビン」を、1998年にアニヤとヘンリク・モリン夫妻が買い取り、少しずつ拡張していった。2000年に蒸留所の計画を始め、2008年に開業。スウェーデンで3番目のポットスチル蒸留所となった。ヘンリク・モリンは1980年代後半からワインの分野で先駆的な仕事をし、香りと味の科学に20年を捧げた研究者で、世界の酒類業界にも助言する人物だ。
蒸留所はエーレスンド海峡に浮かぶヴェン島に立つ。周囲わずか8キロ、人口350人ほどの小島で、天文学者ティコ・ブラーエゆかりの地としても知られる。海に囲まれた小島の環境が、造りに独特の性格を与える。仕込みから瓶詰めまでを一つ屋根の下で行う、地に足のついたハイパーローカルな造りが身上だ。
2012年発売の初のシングルモルト「ウラニア」を核に、天文学者ティコ・ブラーエにちなむ「タイコズ・スター」など、天文モチーフのシングルモルトを展開する。ジンなど他のスピリッツも手がける。エーレスンド海峡の小島から生まれる、科学とクラフトが交わるスウェディッシュ・シングルモルトだ。

この蒸留所が属する地域
スコットランド・アイルランド・アメリカ・カナダ・日本の五大産地以外にも、世界各地でウイスキー造りが広がっている。インドは消費量世界最大市場を背景にアムルットやポール・ジョンといった評価の高いシングルモルトを生み、台湾のカバランは高温多湿な気候を生かした急速熟成で国際賞を席巻した。オーストラリア、フランス、ドイツ、北欧諸国でも個性的なクラフト蒸留所が台頭している。
世界のウイスキーを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。