Adams Distillery
オーストラリア・タスマニア、ローンセストンにほど近いパースのグレン・アイレ・エステートに立つ蒸留所である。ローンセストン出身の二人のアダム——アダム・ピンカードとアダム・サンダース——が、2013年のスコットランド蒸留所巡りに触発され、2015年に創業した。ウイスキー生産の正式な始まりは2016年10月。100%タスマニアの純水と原料を用い、タスマニア特注のマッシュタンと手作りの銅製ポットスチル2基で丁寧に造る。共同創業者ピンカードが編み出した、樽に空間を残して輸送・熟成中に原酒を動かす「スロッシング製法」も特徴だ。2021年に火災で本館を失う苦難に見舞われたが、熟成中の原酒は無事で、チームは再建を決意した、不屈の造り手である。
アダムズは、タスマニア特注のマッシュタンと手作りの銅製ポットスチル2基を備える。100%タスマニアの純水と原料で仕込み、丁寧にシングルモルトを蒸留する。共同創業者アダム・ピンカードが数か月の実験の末に編み出した「スロッシング製法」は、樽に空間を残して輸送・熟成中に原酒を動かし、樽との接触を高める独自の手法だ。最初のシングルモルトは、3つの元アペラ(酒精強化ワイン)樽を掛け合わせて2018年末に発売された。
アダムズ蒸留所は、ローンセストン出身の二人の友人、アダム・ピンカードとアダム・サンダースによって2015年に創業された。関心の芽は、2013年にスコットランドの蒸留所を巡る休暇で生まれ、その後の懸命な努力と研究を経て結実した。ウイスキー生産の正式な始まりは2016年10月である。2021年2月には火災が蒸留所を襲い、本館が焼失、作業員が重傷を負う苦難に見舞われたが、熟成中の原酒は無事で、チームは新たに建て直すことを決意した。
蒸留所はオーストラリア・タスマニア州、ローンセストンから車で15分ほどのパースにあるグレン・アイレ・エステートに佇む。仕込みには100%タスマニアの純水を用い、原料もタスマニア産にこだわる。冷涼で清らかなタスマニアの自然が、造りの土台となっている。タスマニアは豪州ウイスキー復興の中心地であり、その恵まれた気候と水が数多くの受賞蒸留所を育んできた。
元アペラ樽やポート樽で仕上げたシングルモルトを核に、シグネチャー・シリーズのカスクストレングスなどを展開する。100%タスマニア産の原料と水、そして独自のスロッシング製法により、タスマニアン・ウイスキーの個性を追求する受賞歴ある造り手だ。

この蒸留所が属する地域
スコットランド・アイルランド・アメリカ・カナダ・日本の五大産地以外にも、世界各地でウイスキー造りが広がっている。インドは消費量世界最大市場を背景にアムルットやポール・ジョンといった評価の高いシングルモルトを生み、台湾のカバランは高温多湿な気候を生かした急速熟成で国際賞を席巻した。オーストラリア、フランス、ドイツ、北欧諸国でも個性的なクラフト蒸留所が台頭している。
世界のウイスキーを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。