
Glen Spey
スコットランド・スペイサイド、ロージズに立つ蒸留所である。1878年、穀物商のジェームズ・スチュアートが「ミル・オブ・ロージズ」の名で建てた。もとはオートミールの製粉所で、既存の製粉所に蒸留設備を後から加えたという珍しい出自を持つ。1887年、ロンドンのジン蒸留・ワイン商W&Aギルビー社に売却され、スコットランド外の企業が所有した最初期の蒸留所の一つとなった。のちにワイン商ジャステリーニ&ブルックス(J&B)と合併し、1998年にディアジオの一角となる。現在の主な役割は、J&Bブレンドの重要な構成原酒を造ること。公式ボトルは稀で、フローラ&ファウナの12年が定番として知られる、ブレンドの縁の下の造り手だ。
グレンスペイの主な役割は、J&Bブレンドの重要な構成原酒となるシングルモルトを造ることだ。J&Bの中核を担うことから、クリーンで軽やか、フローラルなスペイサイド・スタイルの原酒を得意とする。ブレンドに調和する繊細な酒質を、丁寧な造りで生み出す。公式のシングルモルト・ボトリングは多くないが、その原酒は世界的ブレンドを陰で支えている。
グレンスペイ蒸留所は、1878年に穀物商のジェームズ・スチュアートが「ミル・オブ・ロージズ(Mill of Rothes)」の名でスペイサイドのロージズに建てた。もとはオートミールの製粉所で、創業者のスチュアートは穀物商だった。既存の製粉所に、蒸留設備を後から加えたという珍しい出自を持つ。1887年、ロンドンのジン蒸留・ワイン商であるW&Aギルビー社に売却され、スコットランド外に本拠を置く企業が所有した最初期の蒸留所の一つとなった。のちにワイン商ジャステリーニ&ブルックス(J&B)と結びつき、1998年にユナイテッド・ディスティラーズ&ヴィントナーズを経てディアジオの一角となった。
蒸留所はスコットランド・スペイサイドの中心、モレイのロージズに立つ。数多くの名蒸留所が集まるロージズの町で、良質な水と穀物に恵まれた環境が造りを支える。スペイサイドの豊かな風土が、クリーンな酒質の土台となっている。
公式ボトルは稀で、ディアジオの「フローラ&ファウナ」シリーズの12年が最もよく知られる定番だ。その大半はJ&Bブレンドの原酒として用いられる。製粉所を起源とし、スコットランド外資本の所有という珍しい歴史を持つ、ブレンドを支えるスペイサイドの縁の下の造り手である。
Glen Spey 12 Year Old Flora & Fauna
🏴 スコットランド ・ グレンスペイ蒸留所 ・ シングルモルト ・ 12年 ・ 43%

この蒸留所が属する地域
スペイ川流域に蒸留所が集中する、スコットランドで最も蒸留所数の多い地域。シェリー樽由来のリッチな甘みからバーボン樽由来の軽やかな果実香まで幅が広いが、総じて華やかでエレガントな味わいが多い。グレンリベット、グレンフィディック、マッカランなど世界的な銘柄を数多く擁する。
スペイサイドを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。