本文へ移動
Malt Note
コラム蒸留所ブランドボトル製法
Malt Note

ウイスキーの「なぜ」を読むメディア。製法・蒸留所・ブランド・ボトル・コラムの5層で味の理由を解き明かします。

読む

  • コラム
  • ニュース

探す

  • ボトル
  • ブランド
  • 分類
  • 製法

巡る

  • 蒸留所
  • 地域
  • メーカー
  • ボトラーズ

20歳未満の飲酒は法律で禁じられています。飲酒は適量を、おいしく楽しく。

© 2026 Malt Note — ウイスキーの「なぜ」を読むメディア

運営者情報プライバシーポリシーお気に入り本サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
  • コラム
  • 蒸留所
  • ブランド
  • ボトル
  • 製法
リンドーズ・アビー蒸留所
DISTILLERY

リンドーズ・アビー蒸留所

Lindores Abbey

スコットランド・ファイフ、ニューバラ郊外に立つ、「スコッチ・ウイスキーの精神的故郷」と呼ばれる蒸留所である。ルーツは、1191年にハンティンドン伯デイビッドが創建したリンドーズ修道院。1494年の財務記録には、ジェームズ4世の命により修道士ジョン・コーへ「命の水(アクア・ヴィテ)」を造るための麦芽8ボルを与えたとあり、これがスコットランドにおけるウイスキー製造の最初の文献記録とされる。コーがリンドーズに住んでいたとされることから、修道院は「スコッチの精神的故郷」と呼ばれるようになった。現代の蒸留所は2017年に開業し、同年12月に蒸留を開始した。歴史ある地に蘇った、由緒ある造り手だ。

🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿スコットランドローランドリンドーズ・アビー・ディスティラリー
創業2017年·掲載ボトル3本

フレーバーの傾向

フルーティーバニラ・カラメルスパイシーモルティ
フルーティー5.7バニラ・カラメル4.3スパイシー4.0モルティ4.0シェリー3.8ナッツ・木質3.2

なぜこの味になるのか

リンドーズ・アビーは、由緒ある地でシングルモルトを造る。銅製ポットスチルで蒸留し、多彩な樽で熟成させる。看板の「リンドーズ MCDXCIV(1494)」は、スコッチが初めて文献に記された年にちなむ名を持ち、バーボン樽・ワインのバリック・シェリー樽を組み合わせて熟成させる。歴史を意識した造りが、酒質に物語性を添えている。

歴史

リンドーズ・アビー蒸留所のルーツは、12世紀後半にニューバラの外れに創建されたリンドーズ修道院にさかのぼる。1191年、ハンティンドン伯デイビッドが、ケルソー修道院の分院として創建した。1494年の財務記録(エクスチェカー・ロールズ)には、ジェームズ4世の命により、ティロン会の修道士ジョン・コー修道士へ「命の水(アクア・ヴィテ)」を造るための「麦芽8ボル」を与えたと記されている。これがスコットランドにおけるウイスキー製造の最初の文献記録である。現代のリンドーズ・アビー蒸留所は、2017年にニューバラの外れに開業し、同年12月に蒸留を開始した。

立地と水

蒸留所はスコットランド・ファイフ、ニューバラ郊外に立つ。かつてのリンドーズ修道院ゆかりの地で、ジョン・コー修道士がそこに住んでいたとされることから、修道院は「スコッチ・ウイスキーの精神的故郷」と呼ばれる。歴史的な因縁を持つこの土地が、ブランドの物語の核となっている。

56.3450, -3.2200Googleマップで見る ↗
BOTTLES

この蒸留所のボトル

最初の定番シングルモルト「リンドーズ MCDXCIV(1494)」を核に、シェリー樽や各種フィニッシュのボトリングを展開する。加えて、中世の修道士が造った命の水を再現するアクア・ヴィテも手がける。スコッチ・ウイスキーの精神的故郷に蘇った蒸留所として、その歴史とともに愛される造り手だ。

Bottle
リンドーズ・アビー MCDXCIV(1494)

Lindores Abbey MCDXCIV

🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿 スコットランド ・ リンドーズ・アビー蒸留所 ・ シングルモルト ・ NAS ・ 46%

Bottle
リンドーズ・アビー ティロン 2025

Lindores Abbey Thiron 2025

🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿 スコットランド ・ リンドーズ・アビー蒸留所 ・ シングルモルト ・ NAS ・ 49.4%

Bottle
リンドーズ・アビー フライアー ジョン・コー チャプター3

Lindores Abbey Friar John Cor Chapter 3

🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿 スコットランド ・ リンドーズ・アビー蒸留所 ・ シングルモルト ・ NAS ・ 60.2%

カスクストレングス
COLUMNS

関連するコラム

ウイスキーの歴史——「命の水」と呼ばれた薬が、世界の酒になるまで
History

ウイスキーの歴史——「命の水」と呼ばれた薬が、世界の酒になるまで

薬として生まれた蒸留酒は、なぜ世界を代表する酒になったのか。修道院の「命の水」、密造と1823年の酒税法、連続式蒸留とブレンドの発明、「ウイスキーとは何か」を定義した1909年の報告、そして日本への伝来——5つの転換点でたどる。

読了 5分 · 歴史
なぜ「ウイスキー最古の記録」の修道士は、いまも何者か分かっていないのか——1494年の一行と、523年後にその舞台とされる土地に建った蒸溜所
History

なぜ「ウイスキー最古の記録」の修道士は、いまも何者か分かっていないのか——1494年の一行と、523年後にその舞台とされる土地に建った蒸溜所

ウイスキーの歴史はほぼ必ず「1494年」から語り出される。だがその一行を実際に開くと、年も、人物も、量も揃っていない。最古の記録が証明していること、していないことを確かめる。

読了 9分 · 歴史
なぜ「アルコール」はアラビア語なのか——酒を戒めた社会でまぶたの粉を意味した言葉が、グラスの中身の名前になるまで
History

なぜ「アルコール」はアラビア語なのか——酒を戒めた社会でまぶたの粉を意味した言葉が、グラスの中身の名前になるまで

蒸留にまつわる「アルコール」「アランビック」「エリキシル」は、いずれもアラビア語由来。しかも al-kuḥl の原義はまぶたに引く黒い粉だった。酒を戒めた社会で薔薇水の道具として磨かれた蒸留器と、そこから受け継がれた言葉が、ウイスキーのグラスにたどり着くまで。

読了 12分 · 歴史
なぜ「ウイスキー」という名前から「命」が消えたのか——ヨーロッパ中が「命の水」を名乗った時代に、英語だけが後半を落とした
History

なぜ「ウイスキー」という名前から「命」が消えたのか——ヨーロッパ中が「命の水」を名乗った時代に、英語だけが後半を落とした

ウイスキーの語源はゲール語の「命の水」。だが英語の whisky に残っているのは「水」だけで、「命」は英語化の道中で落ちている。ヨーロッパ中が同じ名を訳して名乗った時代に、なぜこの一語だけが半分を失ったのか。

読了 7分 · 歴史
ローランド

この蒸留所が属する地域

ローランド

スコットランド南部の低地地帯。伝統的に3回蒸留を行う蒸留所が多く、ピートを使わない大麦と相まって、軽やかで穀物由来の優しい甘みを持つスタイルが特徴とされる。かつては蒸留所数が多かったが20世紀に大きく減少し、近年オーヘントッシャンやグレンキンチーなどを中心に再評価が進んでいる。

ローランドを深掘りする →
NEIGHBOURS

ローランドの他の蒸留所

ローランドをもっと知る →
アイルサベイ蒸留所

アイルサベイ蒸留所

Ailsa Bay

ローランド

アナンデール蒸留所

アナンデール蒸留所

Annandale

ローランド ・ 2014年

インチデアニー蒸留所

インチデアニー蒸留所

InchDairnie

ローランド ・ 2015年

オーヘントッシャン蒸留所

オーヘントッシャン蒸留所

Auchentoshan

ローランド ・ 1823年

SIMILAR TASTE

産地を越えて味が近い蒸留所

地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。

ジェームズセジウィック蒸留所
🇿🇦 南アフリカフルーティーが近い

ジェームズセジウィック蒸留所

トーモア蒸留所
🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿 スペイサイドフルーティーが近い

トーモア蒸留所

キニンヴィ蒸留所
🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿 スペイサイドフルーティーが近い

キニンヴィ蒸留所

マノックモア蒸留所
🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿 スペイサイドフルーティーが近い

マノックモア蒸留所

← 蒸留所一覧へ戻る