
InchDairnie
スコットランド・ローランド、ファイフのキングラシーとグレンロセスの間に立つ、革新的な近代蒸留所である。2015年、ウイスキー業界のベテラン、イアン・パーマーが、旧ジョン・ファーガス社の製粉所の跡地に創業した。建設は2014年7月に始まり、2015年12月に蒸留を開始した。最大の特徴は、伝統的なマッシュタンの代わりに、45枚の膜を持つマッシュフィルター・プレスを用いる点だ。またローラーミルではなく、オランダ製のハンマーミルで極めて細かい麦粉を挽き、効率的に成分を抽出する。「ファイフで育て、ファイフで蒸留し、ファイフで熟成する」を掲げる。ライ麦も用いるなど、実験精神に富む、ファイフの造り手だ。
インチデアニー最大の特徴は、その革新的な設備だ。伝統的なマッシュタンの代わりに、45枚の膜を持つマッシュフィルター・プレスで麦汁と固形分を分離する。またローラーミルではなく、オランダのアスノン社製ハンマーミルで極めて細かい麦粉を挽き、成分を効率よく抽出する。ライ麦を用いた仕込みも行うなど、実験精神に富む。こうした先進的な製法が、他にない個性的な酒質を生む。
インチデアニー蒸留所は、2015年、ウイスキー業界のベテラン、イアン・パーマーによって、スコットランド・ローランド、ファイフのキングラシーとグレンロセスの間に創業された。旧ジョン・ファーガス社の製粉所の跡地に建てられ、建設は2014年7月に始まり、2015年12月に蒸留を開始した。「グレーン・トゥ・ボトル(穀物から瓶まで)」の原則を一貫して掲げる、近代的な蒸留所である。2023年に初のウイスキー「ライロー」を、2024年にピーテッドの「キングラシー」を発売した。
蒸留所はスコットランド・ローランド、ファイフのキングラシーとグレンロセスの間に立つ。「ファイフで育て、ファイフで蒸留し、ファイフで熟成する」を掲げ、地元ファイフの穀物と風土に根ざした造りを追求する。良質な水と地元産の大麦・ライ麦が、革新的な造りの土台となっている。旧製粉所の跡地という立地も、この蒸留所の物語を彩る。
2023年に初のウイスキー、ライ麦を用いた「ライロー(RyeLaw)」を発売し、2024年にはピーテッドの「キングラシー」が続いた。銘柄名は、近隣の農場や村など蒸留所周辺の地名にちなむ。マッシュフィルターやライ麦の使用など、革新的な手法で新境地を切り拓く、ファイフの近代的な造り手である。

この蒸留所が属する地域
スコットランド南部の低地地帯。伝統的に3回蒸留を行う蒸留所が多く、ピートを使わない大麦と相まって、軽やかで穀物由来の優しい甘みを持つスタイルが特徴とされる。かつては蒸留所数が多かったが20世紀に大きく減少し、近年オーヘントッシャンやグレンキンチーなどを中心に再評価が進んでいる。
ローランドを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。