Säntis Malt
スイス・アッペンツェルに立つ、ロッハー醸造所(ブラウエライ・ロッハー)が造るスイス・シングルモルトである。ロッハー家の醸造の歴史は18世紀のオーバーエッグに遡り、1886年にアッペンツェルの醸造所を引き継いだ。今も醸造所兼蒸留所として稼働する。1999年、スイスで穀物由来スピリッツの製造禁止が解かれたのを機に、アッペンツェラー・センティス・モルトの生産を始めた。最大の特徴は、家業の地下蔵で見つかった古いビール樽での熟成だ。130年に及ぶビール造りの歴史を宿すこれらの樽——古いものは築120年——のみで熟成させる、おそらく世界で唯一の蒸留所である。アルプシュタインの湧水と高地栽培の大麦を用いる。ドライファルティヒカイトは2010年の欧州最優秀ウイスキーに選ばれた造り手だ。
センティス・モルト最大の特徴は、家業の地下蔵で見つかった古いビール樽での熟成だ。130年に及ぶビール造りの歴史を宿すこれらのオーク樽——古いものは築120年に達する——のみで熟成させる、おそらく世界で唯一の蒸留所である。ビールが染み込んだ古樽が、他に類を見ない独特の香味をウイスキーに与える。アルプシュタインの湧水と高地栽培の大麦が、その個性を支える。
センティス蒸留所(ブラウエライ・ロッハー)を営むロッハー家の醸造の歴史は、18世紀のオーバーエッグに遡る。1886年に一家はアッペンツェルの醸造所を引き継ぎ、今もそこは醸造所兼蒸留所として稼働している。1999年、スイスで穀物由来スピリッツの製造禁止が解かれたのを機に、ロッハー醸造所はアッペンツェラー・センティス・モルトの生産を始めた。創造的なビール造りで知られるマスターブリュワー、カール・ロッハーが、歴史を宿すビール樽でセンティス・モルトを造り始めた。
蒸留所はスイス東部、アッペンツェルに立つ。仕込み水にはアルプシュタイン山塊の湧水を用いる。さらに、極端な気象条件のもと高地で育つスイス産の大麦を重視し、その活力と力強さを生かす。アルプスの厳しくも豊かな自然が、造りの土台となっている。
ビール樽熟成のシングルモルト各種を展開し、なかでも「アッペンツェラー・センティス・モルト ドライファルティヒカイト(三位一体)」は、ジム・マレーによって2010年の欧州最優秀ウイスキー(European Whisky of the Year)に選ばれた。130年の醸造の歴史を樽に宿す、スイス・アルプスの唯一無二の造り手だ。

この蒸留所が属する地域
スコットランド・アイルランド・アメリカ・カナダ・日本の五大産地以外にも、世界各地でウイスキー造りが広がっている。インドは消費量世界最大市場を背景にアムルットやポール・ジョンといった評価の高いシングルモルトを生み、台湾のカバランは高温多湿な気候を生かした急速熟成で国際賞を席巻した。オーストラリア、フランス、ドイツ、北欧諸国でも個性的なクラフト蒸留所が台頭している。
世界のウイスキーを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。