Stranahan's
コロラド州デンバー、ロッキー山脈の麓に立つ、アメリカン・シングルモルトの先駆者である。2004年、義勇消防士のジェス・グレイバーが、フライング・ドッグ・ブルワリーを営むジョージ・ストラナハンの納屋の火事を消し止めた縁で意気投合し、二人で創業した。コロラドで初めて合法的にウイスキーを造った現代的マイクロディスティラリーであり、州のクラフト蒸留ブームの火付け役となった。100%モルト大麦を原料とし、うち4種はコロラド産。仕込み水はボルダー郊外のエルドラド・スプリングの湧水を用いる。6〜9年熟成の原酒をブレンドし、2025年に公式カテゴリー化されたアメリカン・シングルモルトの礎を築いた存在だ。
ストラナハンズは100%モルト大麦を原料とするシングルモルトで、バーボンと同じく内側を焦がした新樽で熟成させるストレート・ウイスキーだ。最終製品は6年・7年・8年・9年熟成の原酒をブレンドして仕上げる。新樽由来のバニラやカラメルの甘みと、モルトのコクを併せ持つのが特徴。同社はアメリカン・シングルモルトの公式カテゴリー制定(2025年施行)を先導した立役者でもある。
ストラナハンズは、2004年にジェス・グレイバーとジョージ・ストラナハンがコロラドで創業した。始まりは1998年、義勇消防士だったグレイバーが、フライング・ドッグ・ブルワリーの創業者ストラナハンの納屋の火事を消し止めた際、ウイスキー談義で意気投合したことだった。コロラドで初めて合法的にウイスキーを造った現代的マイクロディスティラリーであり、アメリカ初期のクラフト・ウイスキー蒸留所の一つとして、州の蒸留ブームの火付け役となった。
蒸留所はコロラド州デンバー、ロッキー山脈の麓に立つ。標高の高い乾燥した気候が、樽熟成に独特の性格を与える。仕込み・加水にはボルダー郊外のエルドラド・スプリングの湧水を用い、原料の大麦のうち4種をコロラド地域から調達するなど、土地に根ざした造りを追求する。「ロッキー・マウンテン・ウイスキー」という独自の呼称も生んだ。
定番の「ストラナハンズ オリジナル コロラド シングルモルト」を核に、シェリー樽で追熟した「シェリー カスク」、長期熟成の限定「スノーフレーク」シリーズなどを展開する。最も受賞歴の多いアメリカン・シングルモルトの一つとして、カテゴリーそのものの評価を牽引している。

この蒸留所が属する地域
トウモロコシを主原料とするバーボンウイスキーの本場。原料の51%以上がトウモロコシで、内側を焦がした新樽で熟成させることが法律上の条件となっている。ケンタッキー州が生産の中心地で、テネシー州のジャックダニエルズは木炭濾過(チャコール・メローイング)を経る独自製法「テネシーウイスキー」を名乗る。近年は小規模クラフト蒸留所が全米で急増している。
アメリカを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。