Black Velvet
カナダ・アルバータ州レスブリッジに立つブレンデッド・ウイスキーの蒸留所である。ブラックベルベットは1946年に開発され、1951年に市場へ登場した。ルーツは、1857年に英国で酒類業に入り1906年にカナダへ進出したギルビー兄弟にさかのぼる。当初はケベック州ヴァリーフィールドのシェンリー社で造られたが、1973年に新設のレスブリッジのパリサー蒸留所へ生産を移した。「ブラックベルベット」の名は、その滑らかな口当たりにちなむ。バーボン樽で最低3年熟成させる。1999年にディアジオからカナンダイグア(後のコンステレーション)へ、2019年には2億6600万ドルでヘヴンヒルへと渡り、現在も同社のもとで造られている。
ブラックベルベットは、コーンを主体とするベース原酒とライのフレーバリング原酒を組み合わせるカナディアン・ウイスキーの流儀で造られる。名の由来ともなった滑らかな口当たりを身上とし、元バーボン樽で最低3年熟成させたのち、40度で瓶詰めされる。連続式蒸留による軽やかな原酒を軸に、飲みやすくバランスの取れた味わいに仕上げる。
ブラックベルベット蒸留所は、ヘヴンヒルが所有するカナダ・アルバータ州レスブリッジのブレンデッド・ウイスキー蒸留所である。ブラックベルベットは1946年に開発され、1951年に市場へ登場した。ルーツは、1857年に英国で酒類業に入ったウォルターとアルフレッドのギルビー兄弟にさかのぼり、1906年にカナダへ進出、1933年にはW&Aギルビー蒸留所を建てた。当初はケベック州ヴァリーフィールドのシェンリー社で造られたが、1973年に新設のパリサー蒸留所(レスブリッジ)へ生産を移した。1999年にディアジオからカナンダイグア、2019年には2億6600万ドルでヘヴンヒルへと売却された。
蒸留所はカナダ・アルバータ州南部のレスブリッジに立つ。カナダ有数の穀倉地帯であるプレーリーに位置し、良質な穀物と水に恵まれる。西カナダの大陸性気候のもと、大規模なブレンデッド・ウイスキー生産を行う拠点だ。
定番の「ブラックベルベット」は、その名の通り滑らかで飲みやすいブレンデッド・カナディアン・ウイスキーとして世界に流通する。トフィーやバニラの穏やかな甘みが特徴で、手頃な価格帯の定番として親しまれる。デラックスや各種を展開し、カナディアン・ウイスキーの入門的存在となっている。

この蒸留所が属する地域
ライ麦を使ったブレンデッドウイスキーの伝統で知られ、「カナディアン・ライ」という呼称が一般名詞として定着するほどライ麦との結びつきが強い産地。禁酒法時代の米国への密輸で発展した歴史を持つ。法律上の最低熟成期間は3年で、複数の原酒をブレンドする軽やかで飲みやすいスタイルが主流だが、近年はクラフト蒸留所による individuality の高い製品も増えている。
カナダを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。