Sullivans Cove
オーストラリア・タスマニア、ケンブリッジに立つ、世界的名声を得たシングルモルト蒸留所である。1994年創業で、現代豪州ウイスキーの先駆けの一つ。当初は品質に乏しかったが、1999年の新オーナーのもとで大きく向上し、2004年に現在地へ移転、ヘッドディスティラーのパトリック・マグワイアが蒸留と樽選定を担った。2014年、フレンチオーク・シングルカスク「HH0525」がワールド・ウイスキー・アワードで、スコットランド・日本以外から初めて世界最優秀シングルモルトに輝き、世界に衝撃を与えた。この受賞がサリバンズコーブとタスマニアン・ウイスキーを一躍世界の舞台へ押し上げた。100%タスマニア産大麦を、タスマニア製の銅製スチルで2回蒸留する造り手だ。
サリバンズコーブは、シングルモルトに100%タスマニア産の大麦を用いる。タスマニアで製造された銅製スチルで2回蒸留し、樽でじっくり熟成させる。とりわけフレンチオーク樽で熟成した原酒は、豊かで複層的な香味を生む。単一樽(シングルカスク)ごとの個性を大切にする造りが、世界最高峰の評価につながった。
サリバンズコーブは1994年、タスマニアで創業した現代豪州ウイスキーの先駆けの一つである。創業当初の評判は芳しくなかったが、1999年の新たな所有者のもとで品質が飛躍的に向上した。2004年に現在地ケンブリッジへ移転し、ヘッドディスティラーのパトリック・マグワイアが蒸留と樽選定を担うようになった。創業者マグワイアは2016年、ブランド拡大の資金を得るため、蒸留所を地元の投資家グループへ売却した。
蒸留所はオーストラリア・タスマニア州、ホバート近郊のケンブリッジに立つ。オーストラリア本土から南へ約240キロ離れた島の冷涼な環境が、じっくりとした熟成を可能にする。清らかな水と良質な大麦に恵まれたタスマニアの風土が、世界的評価を得た酒質の土台となっている。バレルごとの個性を重んじるため、多くをシングルカスクでリリースするのも特徴だ。
2014年、フレンチオーク・シングルカスク「HH0525」が、ワールド・ウイスキー・アワードでスコットランド・日本以外から初めて世界最優秀シングルモルトに輝いた。この快挙が、島の小さな造り手を一躍世界の舞台へ押し上げた。フレンチオーク、アメリカンオーク、ダブルカスクの各シングルカスクを核に、近年は豪州最古級の長期熟成品も発表している。
Sullivans Cove French Oak Single Cask
🇦🇺 オーストラリア ・ サリバンズコーブ蒸留所 ・ シングルモルト ・ NAS ・ 47.5%

この蒸留所が属する地域
スコットランド・アイルランド・アメリカ・カナダ・日本の五大産地以外にも、世界各地でウイスキー造りが広がっている。インドは消費量世界最大市場を背景にアムルットやポール・ジョンといった評価の高いシングルモルトを生み、台湾のカバランは高温多湿な気候を生かした急速熟成で国際賞を席巻した。オーストラリア、フランス、ドイツ、北欧諸国でも個性的なクラフト蒸留所が台頭している。
世界のウイスキーを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。