WHY THIS TASTE
名前の「10」はかつての10年熟成表記の名残で、現行ボトルは年数表記を外し「最低36ヶ月熟成」とだけ記す。中身は標準のエンシェント・エイジと同じ高ライ麦のマッシュビル#2だが、瓶詰め度数が40度から45度(90プルーフ)へ引き上げられており、ライ麦由来のスパイスと樽の甘みが一段濃く出る。標準品が割って飲む前提の価格帯なのに対し、こちらはストレートでも成立する濃度を狙った位置づけ。

この味を生む蒸留所
バッファロートレース蒸留所ケンタッキー州フランクフォート、オハイオ川に注ぐケンタッキー川のほとりに立つ、アメリカ最古級の稼働蒸留所である。かつてバッファローが川を渡った「けもの道(トレース)」に由来する名を持ち、1992年からサザラック社が所有する。同社は1999年に旗艦銘柄バッファロートレースを投入し、保存されてきた地の利・設備・熟成在庫を長期戦略の中核へと押し上げた。川岸に湧く石灰岩の泉水と、直径84インチという全米最大級の連続式蒸留器を擁し、基本3種のマッシュビルを使い分ける。パピー・ヴァン・ウィンクルやジョージ・T・スタッグなど、世界が熱狂するカルト銘柄を数多く生む聖地であり、バーボン愛好家にとって特別な巡礼地となっている。
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エンシェント・エイジAncient Age
米ケンタッキー州のバーボンブランド。1946年、シェンリー社がジョージ・T・スタッグ蒸溜所(現バッファロートレース蒸溜所)で発売した。その後所有者は複数回変遷し、1992年に宝酒造傘下のエイジ・インターナショナルが取得、1992年にサザラック社に売却され、蒸溜所は1999年にバッファロートレース蒸溜所と改称された。現在もバッファロートレース蒸溜所で生産される、手頃な価格帯のストレートバーボン。
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