
WHY THIS TASTE
アメリカンオーク樽で熟成させた原酒を、フランス・シャラント地方のピノー・デ・シャラント(ブドウ果汁にコニャックを加えた酒精強化ワイン)の空き樽でフィニッシュした16年、47.6度。カスクフィニッシュの定番ラインとしては2013年のカリビアンカスク14年以来の常設追加で、レモンピールや青リンゴの皮の酸に、蜂蜜と砂糖漬けの果実、ジンジャーの甘いスパイスが乗る。

この味を生む蒸留所
バルヴェニー蒸留所スコットランド・スペイサイド、ダフタウンに立つ、手仕事を貫くシングルモルトの名門である。モートラックで蒸留を学んだウィリアム・グラントが、隣接するグレンフィディックに続き、18世紀の邸宅を改装して1893年に初蒸留を行った。今もウィリアム・グラント&サンズが所有する。最大の特徴は、スコットランドに7つしか残らない自家フロアモルティングを持ち、地元産大麦の一部を自ら製麦する点だ。伝統の5つの稀少な手仕事を今も一貫して行う唯一の蒸留所でもある。1962年に17歳で入所し1974年にモルトマスターとなったデイビッド・スチュワートは、1983年に二種の樽で仕上げる「ウッド・フィニッシュ」を確立した。手仕事の温もりを宿す造り手だ。
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バルヴェニーBalvenie
スコットランド・スペイサイド、ダフタウンにあるバルヴェニー蒸溜所が生産するシングルモルトウイスキー。隣接するグレンフィディック蒸溜所の5年後、1892年にウィリアム・グラント一族によって創業された。スコットランドで唯一、自社栽培の大麦とフロアモルティング、専属の樽職人・銅細工職人を維持する徹底した手造りにこだわる蒸溜所として知られる。バニラの甘さと豊かなスパイス感を併せ持つ味わいが特徴で、ウィリアム・グラント&サンズが所有する看板ブランドの一つ。
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