WHY THIS TASTE
通常はノンピートで造るクラガンモアが、ピーテッド麦芽を仕込んだ珍しい一本。2006年に蒸留した原酒をリフィルのアメリカンオーク樽で12年寝かせ、加水しない58.4度のナチュラルカスクストレングスとして、2019年のディアジオ・スペシャルリリースで18,000本が世界に出た。定番12年(40度)と樽の方針は同じで、違うのは麦芽のピートと度数だけ。麦芽の甘さとショウガのスパイスに、あとから煙が乗ってくる。

この味を生む蒸留所
クラガンモア蒸留所スコットランド・スペイサイド、バリンダロッホに立つ、複雑さで名高い蒸留所である。1869年、経験豊かな蒸留家ジョン・スミスが創業した。マッカラン、グレンリベット、グレンファークラスなどの管理を務めた彼は、クラガン・バーンの水と、開通したばかりのストラススペイ鉄道への近さからこの地を選んだ。最大の特徴は、平らな頭部(フラットトップ)を持つ独特なスピリットスチルと、伝統的なワームタブ(蛇管)式の冷却器だ。スミスが確立したこの設備の形状を、蒸留所は一世紀にわたり忠実に複製して守り、その香味を保ってきた。フラットトップのスチルとワームタブが、驚くほど複雑で奥行きある酒質を生む。ディアジオの「クラシックモルト」6銘柄の一つに数えられる、通好みの造り手だ。
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クラガンモアCragganmore
スコットランド・スペイサイドのクラガンモア蒸溜所が生み出すシングルモルト。1869年、ザ・マッカランやザ・グレンリベットの経営者でもあったジョン・スミスが創業。1988年にディアジオ社(旧UDグループ)が発表した「クラシック・モルト」シリーズの創設メンバー6蒸溜所のひとつとして、スペイサイドを代表する味わいに選ばれた。平底型の珍しい形状のポットスチルが個性的な風味を生む。
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