WHY THIS TASTE
ディアジオが各蒸留所の定番原酒を別の樽で追加熟成させる恒例シリーズの一本で、蒸留年と瓶詰め年が表示される年次リリース。リフィルのアメリカン/ヨーロピアンオークで熟成させたのち、ポートを染み込ませて内面を焼き直したアメリカンオーク樽(鏡板は強く焦がした新材)で二段目の熟成を行う。シリーズの多くが43度で出るなかで、これは40度と低い。ワインの果実味と甘みに、木のスパイスと蒸留所本来の軽い煙が重なる。

この味を生む蒸留所
クラガンモア蒸留所スコットランド・スペイサイド、バリンダロッホに立つ、複雑さで名高い蒸留所である。1869年、経験豊かな蒸留家ジョン・スミスが創業した。マッカラン、グレンリベット、グレンファークラスなどの管理を務めた彼は、クラガン・バーンの水と、開通したばかりのストラススペイ鉄道への近さからこの地を選んだ。最大の特徴は、平らな頭部(フラットトップ)を持つ独特なスピリットスチルと、伝統的なワームタブ(蛇管)式の冷却器だ。スミスが確立したこの設備の形状を、蒸留所は一世紀にわたり忠実に複製して守り、その香味を保ってきた。フラットトップのスチルとワームタブが、驚くほど複雑で奥行きある酒質を生む。ディアジオの「クラシックモルト」6銘柄の一つに数えられる、通好みの造り手だ。
蒸留所の詳細を見る →このボトルのブランド
クラガンモアCragganmore
スコットランド・スペイサイドのクラガンモア蒸溜所が生み出すシングルモルト。1869年、ザ・マッカランやザ・グレンリベットの経営者でもあったジョン・スミスが創業。1988年にディアジオ社(旧UDグループ)が発表した「クラシック・モルト」シリーズの創設メンバー6蒸溜所のひとつとして、スペイサイドを代表する味わいに選ばれた。平底型の珍しい形状のポットスチルが個性的な風味を生む。
このブランドの他のボトルを見る →