
WHY THIS TASTE
2018年の刷新で12年・40年・50年とともに登場した長熟表現。アメリカンホワイトオークのエックスバーボン樽のみで28年熟成させ、42度・ノンチルフィルターで瓶詰めしている。コアの12年と同じくシェリー樽を使わない構成のため、長い熟成で丸みを帯びた果実味とオークの甘みが前に出て、ドライアプリコットやナッツを含んだトフィー、ブラックコーヒーのような苦みが重なる。2020年のインターナショナル・スピリッツ・チャレンジで金賞を受賞。公式サイトでは「レア&エイジド」の区分に置かれる希少な一本だ。

この味を生む蒸留所
フェッターケアン蒸留所スコットランド東部ハイランド、アバディーンシャーのフェッターケアンに立つ蒸留所である。1824年、ウイスキー合法化を推し進めた立役者サー・アレクサンダー・ラムゼイが創業した、1823年の酒税法後にスコットランドで初めて正式に免許を得た蒸留所の一つだ。最大の特徴は、他に類を見ない「銅の冷却リング」を備えたスチルである。1950年代に導入されたこの装置は、蒸留中にスチルのネック外側へ冷水を流し、還流を高めると同時に、銅と蒸気の接触を増やす。これにより、クリーンでトロピカルフルーツを思わせる、軽やかで果実味豊かな酒質が生まれる。現在はワイト&マッカイ(フィリピンのエンペラドール傘下)が所有する、独自製法の造り手だ。
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フェッターケアンFettercairn
1824年創業、スコットランド・ハイランドの老舗蒸溜所。1973年よりホワイト&マッケイ傘下。かつては軽やかな原酒だったが、2011年からの蒸溜方式変更で濃厚で力強いスタイルへ転換したことで知られる。銅製の背高ポットスチルとワームタブ式冷却器を用いる伝統的な設備を保持しつつ、シェリー樽熟成による重厚な味わいのシングルモルトを主体に展開している。
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