
WHY THIS TASTE
アメリカンオークのバーボン樽で15年寝かせた原酒のうち、約3分の1をオロロソシェリー樽へ移してさらに3年追熟し、両者を再びヴァッティングして仕上げる43度。バーボン樽由来の柑橘と蜂蜜というハウススタイルの骨格に、シェリー樽3年分のドライフルーツとスパイス、わずかな煙たさが重なるのが定番10年との差。2024年8月からは中身はそのままに、名称とパッケージが「インフィニータ 18年」へ刷新された。

この味を生む蒸留所
グレンモーレンジィ蒸留所ハイランド北岸、ドーノホ湾を望むテインの町。ここには「テインの16人(The Sixteen Men of Tain)」と呼ばれる職人たちが守る、スコットランドで最も背の高いポットスチルがそびえる。1843年にウィリアム・マシソンがモランジー醸造所を蒸留所へと転換して創業したグレンモーレンジィは、約8メートル——キリンの背丈になぞらえて語られる——優美なスチルから、軽く華やかな酒質を生み出してきた。仕込み水はタロジー丘陵に湧くミネラル豊富な硬水、タロジー・スプリングス。柑橘とバニラ、蜂蜜と白い花が折り重なる繊細さは、樽で仕上げる「フィニッシュ」の先駆者としての革新と相まって、世界で最も飲まれるハイランドモルトの一つへと押し上げた。
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グレンモーレンジィGlenmorangie
1843年、ウィリアム・マセソンがハイランド地方テインで創業したシングルモルト・スコッチウイスキー。スコットランドで最も背が高いポットスチル(約5.14m)を用いた軽やかで繊細な原酒づくりが特徴で、バニラや柑橘、花の香りが上品に立つ味わいを持つ。1990年代にはウッドフィニッシュ製法を確立し、シェリーやポート、ソーテルヌ樽など多様な樽で追加熟成させたエクストラマチュアード・シリーズでも知られる。現在はLVMHグループ傘下のザ・グレンモーレンジィ・カンパニーが所有。
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