
WHY THIS TASTE
20樽に満たない厳選樽だけで仕上げる長熟表現。公表された構成は、ファーストフィルのシェリーシーズニング欧州オーク・ホグスヘッド5樽、同アメリカンオーク2樽、そしてアメリカンオークの新樽(バージンオーク)5樽。シーズニング樽ではなく新樽を混ぜるのがこの25年の設計上の特徴で、四半世紀の熟成にバニラやココナッツを思わせる甘い木質感を足している。45.7度。

この味を生む蒸留所
ハイランドパーク蒸留所スコットランド、オークニー諸島のカークウォールに立つ、最も北にあるシングルモルト蒸留所である。1798年、昼は肉屋・教会役員、夜は密造者という二つの顔を持つマグヌス・ユンソンが密造していた地に始まり、1826年に正式な免許を得た。最大の特徴は、地元ホビスター・ムーアのピートを用いる点。アイラの重厚なピートとは異なり、ヒースを思わせるフローラルで甘い煙をまとう。また、スコットランドでも数少ない、伝統的なフロアモルティングを今も守る蒸留所の一つで、必要な麦芽の約5分の1を自社で製麦する。1999年からエドリントン・グループが所有する。ヴァイキングの歴史を纏う、オークニーの名門だ。
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ハイランドパークHighland Park
スコットランド・オークニー諸島カークウォールにあるハイランドパーク蒸溜所が生産するシングルモルトウイスキー。世界最北のスコッチモルト蒸溜所として知られ、1798年創業。木がほとんど育たないオークニーの土壌ゆえ、樹木の根ではなくヘザー(ヒース)を多く含む独特のピートを使用しており、華やかで上品なスモーキーさが特徴。スペインのオロロソシェリー樽で熟成させる伝統的な製法を守り続けている。マッカランなどを擁するエドリントン・グループの傘下ブランド。
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ほのかな煙と蜜の甘さ、スパイスの余韻——強い個性でねじ伏せず、いくつもの表情を束ねる「万能の一本」。その調和はどこから来るのか。オークニーの風土と5つのこだわりから読み解く。

オークニー生まれのハイランドパークは「オールラウンダー」と評される名門シングルモルト。ヘザーピートの軽やかなスモークとシェリー樽の甘みを軸に、12年・15年・18年・25年の違いと最初の一本の選び方を整理します。