
WHY THIS TASTE
長年ブレンド用原酒の名脇役として知られてきたスペイサイド蒸留所で、16年という長期熟成によりナッツやヌガーのようなコクのある風味と、りんごや柑橘のフルーティーさが凝縮された味わいになる。

この味を生む蒸留所
ロングモーン蒸留所スコットランド・スペイサイド、エルギン近郊に立つ、ブレンダーたちから絶大な評価を受けてきた蒸留所である。1893年、ジョン・ダフ、チャールズ・シレス、ジョージ・トムソンが、古い礼拝堂の跡地に創業し、1894年12月に生産を開始した。ダフは、グレンドロナックやアバディーンのボン・アコード蒸留所の元支配人で、グレンロッシーの創業者でもあった人物だ。その原酒は、姉妹格のグレンリベットやグレングラントに並ぶ高値でブレンダーに珍重され、20世紀初頭にはVAT69やデュワーズなど多くのブレンドに用いられた。近年はチーバス・リーガルやロイヤル・サルートの熟成年数の長いリリースの中核を担う。ペルノ・リカール傘下の、玄人好みの名門だ。
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ロングモーンLongmorn
スコットランド・スペイサイドのロングモーン蒸溜所で造られるシングルモルト。1893年創業で、現在はシーバス・ブラザーズ(ペルノ・リカール)傘下。オイリーで複雑な原酒はブレンダーから高く評価され、シーバスリーガルやロイヤルサルートの核となる原酒として長年使われてきた。フルーティでスパイシーな香りとクリーミーな甘さ、しっかりしたオーク由来の骨格を備えた、スペイサイドらしい味わいが特徴。
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華やかなスペイサイドで、毎年「煙の季節」を設けるベンリアック。ピート蒸溜はいつ、なぜ始まったのか。公式年表と資料の食い違いを整理し、本土の泥炭が生む甘い煙と、オリジナル・テン/スモーキー・テンの飲み比べ方まで案内する。

スペイサイドのロングモーンは、ブレンダーに珍重されながら単独のボトルをほとんど見かけない蒸溜所だ。原酒の行き先はいつもブレンドで、公式の15年が出たのは創業から約100年後。クイーン・アンからシーバスリーガルまで、名前を伏せて支えてきた歴史をたどる。