
WHY THIS TASTE
グリーン、イエロー、ブルーなど色の名を持つ「スポット」シリーズで最長熟の15年。エックスバーボン樽、スペイン産オロロソシェリーのバット、シチリアのフローリオ社のマルサラワイン樽の3種で熟成したシングルポットスチルで、46度・ノンチルフィルターで瓶詰めする。かつての銘柄を復活させたもので、まずアイルランドで発売され、2019年1月から英国・フランス・米国などへ展開された。酒精強化ワインのマルサラ樽が、オロロソ樽の干し果実に甘く濃い果実味を重ねる。

この味を生む蒸留所
ミドルトン蒸留所アイルランド南部コーク県ミドルトンに立つ、国内最大のウイスキー蒸留所である。1825年、マーフィー兄弟が旧毛織物工場を蒸留所へ改装したのが起源。1966年、ジョン・ジェムソン、ジョン・パワーズ、コーク・ディスティラーズの3社がアイリッシュ・ディスティラーズとして統合し、旧施設を閉じてミドルトンに集約する道を選んだ。1975年に新ミドルトン蒸留所が稼働し、ジェムソン、パワーズ、レッドブレスト、グリーンスポットなどが今やここで生まれる。アイルランド固有のシングルポットスチル製法——麦芽と未発芽大麦を合わせ、銅のポットスチルで3回蒸留する——の総本山であり、なめらかでスパイシーな独特の酒質を世界に届ける聖地だ。
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