ホワイトホースに日本限定「なごみ」、9月1日発売
キリンビールが、スコッチの定番ホワイトホースから日本限定商品「ホワイトホース なごみ」を9月1日に全国発売する。和食に合わせるため約2年かけて開発し、看板のスモーキーさをあえて穏やかに仕上げた。
キリンビールが2026年8月7日、ホワイトホースの日本限定商品「ホワイトホース なごみ」を9月1日に全国発売すると発表した。700mlの瓶、アルコール分40%、価格はオープン価格。ホワイトホースは英ディアジオが所有するスコッチブランドで、日本ではキリンが販売している。
開発には約2年かかったという。狙いは食中酒だ。ハイボールを食事と一緒に飲むスタイルが定着したことを受け、和食の繊細な味わいを邪魔しない設計にした。バーボン樽、ヴァージンオーク樽、赤ワイン樽といった複数の樽の原酒を組み合わせ、ほのかな甘さと果実感、穏やかなスパイス感を出しているという。
興味深いのは、看板であるはずのスモーキーさを「穏やかに仕上げた」とリリースで明言している点だ。ホワイトホースは1,000円台で買えるのに煙をまとうブレンデッドとして知られ、その正体はキーモルトのラガヴーリンにある(なぜホワイトホースはアイラの心臓を持つのか、ティーチャーズとの飲み比べ)。その個性を薄める方向に振ったのは、煮物や焼き魚の隣に置くという明確な用途があるからだろう。ブレンデッドの中身が誰なのかという話は定番7本のキーモルトにまとめている。
パッケージは和紙調のラベルに印章をモチーフにしたデザインで、「日本限定」と明記される。同社によれば、これでホワイトホースの国内ラインアップはファインオールド、12年、なごみの3本立てになる。
なお同ブランドは、IWSRの2025年データによる輸入スコッチの売上容量換算で、日本国内10年連続の販売量1位だという。ディアジオの2026年6月期決算でもスコッチだけが伸びており(決算の中身はこちらの記事で)、日本という強い市場に専用の一本を用意する判断は、その流れの上にある。
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