
Aultmore
スコットランド・スペイサイド、キースの近郊に立つ蒸留所である。名はゲール語で「大きな小川」を意味する。1896年、アレクサンダー・エドワードが、密造の盛んだったフォギー・モスの地、オーヒンデラン川のほとりに創業した(生産開始は1897年5月24日)。1923年、エドワードはジョン・デュワー&サンズに2万ポンドで売却。以後、その原酒は米国ベストセラーのブレンデッド「デュワーズ・ホワイトラベル」の中核を長く担ってきた。1998年、ボンベイ・サファイア・ジンなどとともに、バカルディが11.5億ポンドで一括取得した。地元では「ザ・バッキー・ロード」の異名で愛される、クリーンで青々とした酒質を持つ「静かなスペイサイドの実力派」だ。
オルトモアは、クリーンで青々とした、草やハーブを思わせる爽やかなスペイサイド・スタイルの酒質を得意とする。派手さよりも透明感を重んじる造りで、デュワーズをはじめとするブレンドに軽快さと明るさを与えてきた。長くブレンド用の原酒供給を主な役割としてきたため、その繊細な酒質はあまり知られてこなかったが、近年シングルモルトとして再評価が進む。
オルトモア蒸留所は、名をゲール語で「大きな小川」の意とする。1896年、アレクサンダー・エドワードが、密造の盛んだったフォギー・モス(オーヒンデラン川、通称フォギー・モス・バーン)のほとりに創業した(生産開始は1897年5月24日)。当初の原酒の多くは、羽振りのよいパティソン兄弟が買い付けた。1923年、エドワードはジョン・デュワー&サンズに2万ポンドで売却。1998年、ボンベイ・サファイア・ジンなどのブランド・蒸留所群とともに、バカルディが11.5億ポンドで一括取得した。
蒸留所はスコットランド・スペイサイド、キースの近郊に立つ。かつて密造酒造りで知られたフォギー・モスの地に位置し、オーヒンデラン川のほとりに立つ。良質な水に恵まれたこの土地が、クリーンで青々とした酒質を育む。地元では「ザ・バッキー・ロード」の異名でも親しまれる。
2004年にバカルディが12年の公式ボトリングを発売し、その後デュワーズ社のもとで「ザ・デュワーズ蒸留所シリーズ」の一角として、12年・18年・25年などが展開された。クリーンで青々とした個性は、米国ベストセラーの「デュワーズ・ホワイトラベル」の土台を長く支えてきた。静かに実力を蓄える、スペイサイドの隠れた名手である。

この蒸留所が属する地域
スペイ川流域に蒸留所が集中する、スコットランドで最も蒸留所数の多い地域。シェリー樽由来のリッチな甘みからバーボン樽由来の軽やかな果実香まで幅が広いが、総じて華やかでエレガントな味わいが多い。グレンリベット、グレンフィディック、マッカランなど世界的な銘柄を数多く擁する。
スペイサイドを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。