
Tobermory
スコットランド西岸、マル島の港町トバモリーに立つ、島で唯一の蒸留所である。1798年、地元でケルプ(海藻)灰を扱う商人だったジョン・シンクレアが、「レダイグ蒸留所」として創業した。英国漁業協会がトバモリーの町を興した10年後のことだ。19世紀から20世紀にかけて幾度も閉鎖と所有者交代を繰り返し、1993年にバーン・スチュワート社の傘下で安定した。現在は南アフリカのディステル・グループ傘下のバーン・スチュワートが所有する。仕込み水は、町を見下ろす丘のミシュニッシュ湖近くの私有湖から引く。ノンピートの「トバモリー」と、旧名を冠したピーテッドの「レダイグ」という2つのスタイルを造り分ける、マル島の造り手だ。
トバモリーは、2つの対照的なスタイルを造り分ける。一つはノンピートの「トバモリー」で、フルーティでフローラル、ややオイリーな島のシングルモルトだ。もう一つは、旧名を冠したピーテッドの「レダイグ」で、力強くスモーキーな個性を持つ。同じ水と設備から、ピートの有無で全く異なる二つの表情を生み出す点が、この蒸留所の妙味である。
トバモリー蒸留所は、1798年、地元でケルプ(海藻)を焼いて得るソーダ灰を扱う商人だったロホアラインのジョン・シンクレアによって、「レダイグ蒸留所」として創業した。英国漁業協会がトバモリーの町を興した10年後のことだった。19世紀から20世紀にかけて、幾度も閉鎖と所有者交代を繰り返す波乱の歴史を歩んだ。1993年、バーン・スチュワート社の傘下に入って経営が安定した。現在は南アフリカのディステル・グループ・リミテッドの子会社、バーン・スチュワート・ディスティラーズが所有する。
蒸留所はスコットランド西岸、マル島の美しい港町トバモリーに立つ、島で唯一の蒸留所である。仕込み水は、町を見下ろす丘のミシュニッシュ湖群の近く、私有の湖から引く。この水を、ノンピートとピーテッドの両スタイルに用いる。カラフルな家並みで知られる港町の一角で、200年以上にわたり島のウイスキーを造り続けている。
ノンピートの「トバモリー12年」と、ピーテッドの「レダイグ10年」が二枚看板だ。トバモリーのシングルモルトは、ブレンデッド「スコティッシュ・リーダー」や「ブラック・ボトル」にも用いられる。ノンピートとピーテッドを造り分ける二面性で知られる、マル島唯一の造り手である。



Ledaig Sinclair Series Rioja Cask Finish
🏴 スコットランド ・ トバモリー蒸留所 ・ シングルモルト ・ NAS ・ 46.3%

この蒸留所が属する地域
スコットランド公式のウイスキー協会が定める5地域には含まれないが、業界で慣例的に用いられる分類で、アイラ島を除くスカイ島、オークニー諸島、マル島、ジュラ島、アラン島などの蒸留所を指す。海に囲まれた立地から塩気・潮風を感じさせる個性が共通しつつ、島ごとに異なる表情を持つ。
アイランズを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。