Armorik (Warenghem)
フランス・ブルターニュ地方、ピンク花崗岩海岸のラニオンに立つ、フランス最古のウイスキー蒸留所である。1900年、フランス北部出身のレオン・ワーレンギムが創業し、当初は35種の植物をブレンドした「エリクシール・ダルモリック」など薬草リキュールで名を成した。1974年にラニオン郊外のレスタヴェル泉のそばへ移転。1980年代に薬剤師のジル・レズールが継ぎ、1987年に初のブルターニュ産・フランス産ウイスキー「WBブルトン」を、1998年にはフランス初のシングルモルト「アルモリック」を世に出した。ブルターニュ産の大麦・水を用い、ブルトン・ウイスキーの地理的表示づくりも主導する。2019年に「生きた遺産企業」に認定された、フランス・ウイスキーの草分けだ。
アルモリックは、ブルターニュ産の大麦と水を用いてシングルモルトを造る。銅製ポットスチルで蒸留し、多彩な樽で熟成させる。同蒸留所は「ブルトン・ウイスキー(Whisky Breton)」の地理的表示(IGP)づくりを主導し、仕込み・発酵・蒸留・熟成のすべてがブルターニュで行われることを保証する取り組みを進めてきた。フランス最古のウイスキー蒸留所としての伝統が、酒質に厚みを与える。
アルモリックを生むワーレンギム蒸留所は、1900年、フランス北部出身のレオン・ワーレンギムがブルターニュ地方コート・ダルモール県ラニオンに創業した。当初は35種の植物をブレンドした「エリクシール・ダルモリック」などの薬草リキュールで成功を収めた。1974年、ポール=アンリ・ワーレンギムらが蒸留所を町の中心からラニオン郊外のレスタヴェル泉(ブルトン語で「風の住まい」)のそばへ移転。1980年代初頭、薬剤師のジル・レズールが父を継ぎ、1987年に初のブルターニュ産・フランス産ウイスキー「WBブルトン」(モルト25%・グレーン75%)を、1998年にフランス初のシングルモルト「アルモリック」を発売した。
蒸留所はフランス・ブルターニュ地方、ピンク花崗岩海岸として名高いコート・ダルモール県ラニオンに立つ。1974年に移転した先は、ブルトン語で「風の住まい」を意味するレスタヴェル泉のそばで、この泉の水が仕込みを支える。ブルターニュの海に近い立地が、造りの背景となっている。
フランス初のシングルモルト「アルモリック」を核に、ダブル・マチュレーションやクラシックなどの各種を展開する。「アルモリック ダブル・マチュレーション」は2013年にワールド・ウイスキー・アワードで欧州最優秀ウイスキーに選ばれ、翌年サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティションでダブルゴールドを獲得した。2019年には仏政府から「生きた遺産企業(EPV)」に認定された、フランス・ウイスキーの草分けだ。
Armorik Double Maturation
🇫🇷 フランス ・ アルモリック蒸留所(ワーレンギム) ・ シングルモルト ・ NAS ・ 46%

この蒸留所が属する地域
スコットランド・アイルランド・アメリカ・カナダ・日本の五大産地以外にも、世界各地でウイスキー造りが広がっている。インドは消費量世界最大市場を背景にアムルットやポール・ジョンといった評価の高いシングルモルトを生み、台湾のカバランは高温多湿な気候を生かした急速熟成で国際賞を席巻した。オーストラリア、フランス、ドイツ、北欧諸国でも個性的なクラフト蒸留所が台頭している。
世界のウイスキーを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。