Distillerie Bertrand
フランス・アルザス地方、ストラスブールの北45キロの村ユベールに立つ、150年余りの歴史を持つ職人的蒸留所である。1874年にジョセフ・ベルトランが果実のオー・ド・ヴィー造りを始めて以来、代々その名声を築いてきた。2003年、ジャン・メッツガーの指揮のもと、良質な水と大麦麦芽、ホルシュタイン社製のコラムスチル、そして厳選した樽で初の「ユベール」ウイスキーを生んだ。2015年には「アルザス・ウイスキー(IGP)」の認定を受けた最初期の一つとなる。熟成には、アルザス・ジュラ・ローヌ・ブルゴーニュのスティルワイン樽やシャンパーニュ樽、酒精強化ワイン樽など、100%フランス産の木の樽を用いた。2025年に操業を終え、アルザス・ウイスキーの歴史に一区切りをつけた造り手だ。
ベルトランは、良質な水と大麦麦芽を原料に、ホルシュタイン社製のコラムスチルで蒸留した。ジャン・メッツガーは常に100%フランス産の木の樽で熟成させることにこだわり、アルザス・ジュラ・ローヌ・ブルゴーニュのスティルワインの古樽、シャンパーニュの発泡ワイン樽、そして酒精強化ワイン(VDN)の樽などを用いた。この多彩なワイン樽使いが、ユベール・ウイスキーの豊かな香味を生んだ。
ディスティルリー・ベルトランは、1874年にジョセフ・ベルトランが果実のオー・ド・ヴィー造りを始めたことに始まる、フランス・アルザス地方ユベールの職人的蒸留所である。1世紀以上にわたり、果実を澄んだ芳香あるスピリッツへと変える技で名声を築いた。2003年、ジャン・メッツガーの指揮のもと、初の「ユベール(Uberach)」ウイスキーを世に出し、アルザス・ウイスキーの担い手となった。2015年には「アルザス・ウイスキー(IGP)」の認定を受けた最初期の一つとなった。2025年に操業を終え、150年余りの歴史に幕を下ろした。
蒸留所はフランス・アルザス地方、ストラスブールの北45キロの村ユベールに立った。アルザスの良質な水と大麦麦芽を用い、この地のワイン文化と深く結びついた造りを行った。ワインの銘醸地アルザスならではの樽環境が、ウイスキーに独自の性格を与えた。
シングルモルト「ユベール」を核に、様々なフランス産ワイン樽で仕上げた各種を展開した。アルザスの果実蒸留の伝統とワイン文化を映した造りで、アルザス・ウイスキーを代表する存在の一つだった。2025年の操業終了により、そのボトルは今や歴史を物語る一杯となっている。

この蒸留所が属する地域
スコットランド・アイルランド・アメリカ・カナダ・日本の五大産地以外にも、世界各地でウイスキー造りが広がっている。インドは消費量世界最大市場を背景にアムルットやポール・ジョンといった評価の高いシングルモルトを生み、台湾のカバランは高温多湿な気候を生かした急速熟成で国際賞を席巻した。オーストラリア、フランス、ドイツ、北欧諸国でも個性的なクラフト蒸留所が台頭している。
世界のウイスキーを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。