
Glenlossie
スコットランド・スペイサイド、エルギン近郊に立つ蒸留所である。1876年、グレンドロナックの元支配人ジョン・ダフによって創業した。ダフは1896年までここを率いたのち、ロングモーンの経営に深く関わるために退いた。1919年にDCLが取得し、1930年にスコティッシュ・モルト・ディスティラーズ(SMD)へ移管、1971年には敷地内に姉妹蒸留所マノックモアが建設された。最大の特徴は、スピリッツスチルに精留器(ピュリファイア)を備える点で、これはストラスミルなどごく少数の蒸留所しか採らない技法だ。この設備が、「緑を思わせるオイリー」と評される独特の酒質を生む。長くヘイグのブレンドの中核を担ってきた、ディアジオ傘下の隠れた実力派である。
グレンロッシー最大の特徴は、球根状のスチルのスピリッツスチルに精留器(ピュリファイア)を備える点だ。これはストラスミルなど、スコッチ業界でもごく少数の蒸留所しか採用しない技法である。精留器が最も軽い蒸気だけを凝縮器へ送ることで、「緑を思わせるオイリー」と評される、草のようで軽やかかつオイリーな独特の酒質を生む。この個性が、ブレンドの土台として重宝される。ほとんど例のない製法が、グレンロッシーを唯一無二の存在たらしめている。
グレンロッシー蒸留所は、1876年、グレンドロナックの元支配人ジョン・ダフによって、スペイサイドのエルギン近郊に創業した。ダフは1896年まで同蒸留所を率いたのち、ロングモーン蒸留所の経営に深く関わるために退いた。1919年、その資本力を見込んだDCLが取得。1929年の大火を経て、1930年にスコティッシュ・モルト・ディスティラーズ(SMD)へ移管された。1962年にスチルが4基から6基に増設され、1971年には敷地内に姉妹蒸留所マノックモアが建設された。現在はディアジオが所有する。
蒸留所はスコットランド・スペイサイド、エルギンの南に立つ。姉妹蒸留所マノックモアと敷地を共有し、良質な水と穀物に恵まれたスペイサイドの環境が造りを支える。安定した水源が、繊細でオイリーな酒質を長く支えてきた。マノックモアと設備を分け合いながら、それぞれ異なる個性の原酒を生み出している。
公式ボトルは希少で、ディアジオの「フローラ&ファウナ」シリーズの10年が最もよく知られる定番だ。長くヘイグ・ゴールドラベルをはじめとするヘイグのブレンドの中核を担ってきた。精留器が生む軽くオイリーな酒質で知られる、スペイサイドの隠れた実力派である。
Glenlossie 10 Years Old Flora and Fauna
🏴 スコットランド ・ グレンロッシー蒸留所 ・ シングルモルト ・ 10年 ・ 43%
Glenlossie 10 Year Old Flora & Fauna
🏴 スコットランド ・ グレンロッシー蒸留所 ・ シングルモルト ・ 10年 ・ 43%

この蒸留所が属する地域
スペイ川流域に蒸留所が集中する、スコットランドで最も蒸留所数の多い地域。シェリー樽由来のリッチな甘みからバーボン樽由来の軽やかな果実香まで幅が広いが、総じて華やかでエレガントな味わいが多い。グレンリベット、グレンフィディック、マッカランなど世界的な銘柄を数多く擁する。
スペイサイドを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。