Hellyers Road
オーストラリア・タスマニア北西部バーニーに立つ、国内最大級の生産量を誇る蒸留所である。1997年、酪農協同組合ベター・ミルクの酪農家たちが創業した異色の出自を持つ。1990年代初頭、当時のベター・ミルク会長がウイスキー製造を発案し、仲間の酪農家たちを説得したのが始まりだ。蒸留所名は、1827年に探検家ヘンリー・ヘリヤーが測量した道路にちなむ。乳業会社の敷地に建てられ、1999年に初留を行った。稼働容量4万2000リットルという豪州最大級のスチルを擁する。2013年にはピノ・ノワール・フィニッシュがパリのウイスキー・ライブで「ベスト・ニューワールド・ウイスキー」に選ばれた、酪農家発の実力派だ。
ヘリヤーズロードは、現在国内で最大の生産量を誇る蒸留所である。稼働容量4万2000リットルという巨大なスチルは豪州最大級で、シングルモルトを効率的に生産する。麦芽を用いた原酒を丁寧に蒸留し、樽で熟成させる。大型スチルながら、長い還流を経てクリーンで軽やかな酒質を引き出すのが持ち味だ。ピノ・ノワール樽など、豪州のワイン樽でのフィニッシュにも取り組み、独自の香味を生み出す。
ヘリヤーズロード蒸留所は、1997年に酪農協同組合ベター・ミルクの酪農家たちによって創業された。約50年前、50人の酪農家が集まってベター・ミルク協同組合を設立し、1990年代初頭に当時の会長がウイスキー製造を発案。仲間の酪農家たちを説得してこの構想を実現させた。蒸留所名は、1827年に探検家ヘンリー・ヘリヤーが測量した道路に由来する。乳業会社の敷地に建てられ、1999年に最初のニューメイクが蒸留された。
蒸留所はオーストラリア・タスマニア北西部の街バーニーに立つ。島の北西部の冷涼で清らかな環境が、熟成に適した条件を生む。乳業会社の敷地という珍しい立地で、良質な水と大麦を用いた造りを続けている。バス海峡に近い北西部の潮気を帯びた空気も、熟成の背景となっている。
シングルモルトの各種を核に、ピノ・ノワール・フィニッシュなどを展開する。2010年に豪州モルトウイスキー協会から国内最優秀シングルモルトと認められ、2013年にはピノ・ノワール・フィニッシュがパリのウイスキー・ライブでブラインド試飲を経て「ベスト・ニューワールド・ウイスキー」に選ばれた。酪農家たちの発案から生まれた、豪州最大級の実力派だ。

この蒸留所が属する地域
スコットランド・アイルランド・アメリカ・カナダ・日本の五大産地以外にも、世界各地でウイスキー造りが広がっている。インドは消費量世界最大市場を背景にアムルットやポール・ジョンといった評価の高いシングルモルトを生み、台湾のカバランは高温多湿な気候を生かした急速熟成で国際賞を席巻した。オーストラリア、フランス、ドイツ、北欧諸国でも個性的なクラフト蒸留所が台頭している。
世界のウイスキーを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。