Catoctin Creek
バージニア州パーセルビル、旧市街のかつてのビュイック・ショールームを改装して立つ、ラウドン郡で禁酒法以降初の合法蒸留所である。化学エンジニアだったベッキー・ハリスが、夫スコットとともに2009年に創業した。オーガニックかつコーシャ認証を受けたマイクロディスティラリーで、地元の果実・有機穀物・バージニアワインからブランデー、ライ・ウイスキー、ジンを造る。看板は州で最も受賞歴の多いウイスキー「ラウンドストーン ライ」。有機栽培のライ麦を用い、旧世界の製法で仕込むこの一本は、世界各地で金賞を重ね、スパイシーで果実味とミントの含みを帯びた個性で知られる。
看板の「ラウンドストーン ライ」は、一貫して有機栽培のライ麦を原料に用いる。旧世界(オールドワールド)の製法で少量ずつ丁寧に仕込み、スパイシーでありながら果実味とミントの含みを帯びた香味に仕上げる。ブランデー、ライ・ウイスキー、ジンを手がける複合型の造り手で、オーガニックとコーシャの両認証を軸にした誠実な造りが個性を支える。
カトクティン・クリーク蒸留所は、化学エンジニアだったベッキー・ハリスが夫スコットとともに2009年に創業した、バージニア州ラウドン郡で禁酒法以降初の合法蒸留所である。中小企業向けのSBA融資を元手に立ち上げられた。2011年にはバージニア州上院法案1249が成立し、蒸留所からの直接瓶売りが認められた。ベッキーは2023年、ケンタッキーのバーボン・ウーマンから生涯功労賞を受けるなど、業界で高く評価されている。
蒸留所はバージニア州パーセルビルの旧市街メインストリート、1921年築のかつてのビュイック・ショールームを再生した建物に立つ。カトクティン山地の麓に広がるこの地で、地元の果実や有機穀物、バージニアワインを原料に用いる。オーガニックかつコーシャ認証を受けた、土地に根ざしたマイクロディスティラリーである。
旗艦の「ラウンドストーン ライ」は、バージニア州で最も受賞歴の多いウイスキーとして世界各地で金賞を獲得してきた。80プルーフの定番に加え、カスク・プルーフやシングルバレルなども展開する。有機ライ・ウイスキーの旗手として、アメリカン・クラフトの一角を担っている。

この蒸留所が属する地域
トウモロコシを主原料とするバーボンウイスキーの本場。原料の51%以上がトウモロコシで、内側を焦がした新樽で熟成させることが法律上の条件となっている。ケンタッキー州が生産の中心地で、テネシー州のジャックダニエルズは木炭濾過(チャコール・メローイング)を経る独自製法「テネシーウイスキー」を名乗る。近年は小規模クラフト蒸留所が全米で急増している。
アメリカを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。