
Micil
アイルランド西部ゴールウェイに立つ、170年を超える家族の蒸留の伝統を受け継ぐ蒸留所である。ルーツは1848年、パードリック・オ・グリァラシュの高祖父ミシル・マク・ヒャラが、コネマラの小さな蒸留小屋でポッチンを造り始めたことに遡る。6代目の蒸留家パードリックが、ゴールウェイ湾のほとりで170年以上続く家族の営みを、2016年に近代的な合法蒸留所として結実させた。ゴールウェイでは100年以上ぶりの合法蒸留所である。蒸留所では今もアイルランド語が話され、アイルランド最長の途切れぬ家族蒸留の伝統を体現する。ターフ(泥炭)火で乾燥させた麦芽を使う伝統のヘリテージ・ポッチンなど、土地の記憶を宿す酒を造る。
ミシルは、100%アイルランド産穀物を用いたポッチンを軸に造る。特別なヘリテージ・エディションは、大切に受け継がれた家族のレシピに基づき、ターフ(泥炭)火で麦芽を乾燥させる伝統的なポッチン造りを再現したもので、ピート麦芽が豊かでスモーキーななめらかさと、麦芽・糖蜜・スパイスの含みを与える。ポッチンは1997年に200年ぶりに合法化され、EUの地理的表示保護を受け、アイルランド島でのみ製造が認められる。近年はウイスキーの蒸留・熟成も進める。
ミシル蒸留所のルーツは、1848年、パードリック・オ・グリァラシュの高祖父ミシル・マク・ヒャラがコネマラの小さな蒸留小屋でポッチンを造り始めたことに遡る。オ・グリァラシュ家はゴールウェイ湾のほとりで170年以上にわたりポッチンを造り続け、6代目のパードリックが2016年、近代的な合法蒸留所としてミシル蒸留所を開いた。ゴールウェイでは100年以上ぶりの合法蒸留所であり、アイルランド最長の途切れぬ家族蒸留の伝統を体現する。蒸留所では今もアイルランド語が日常的に話される。
蒸留所はアイルランド西部、ゴールウェイ湾のほとりに立つ。コネマラの厳しくも美しい自然と、家族が170年にわたり蒸留を続けてきた土地の記憶が、造りの背景となる。ゲール語(アイルランド語)文化の色濃く残る西アイルランドの風土が、ブランドの個性を彩る。
伝統的な「ミシル ポッチン」と、ピート麦芽を使う「ミシル ヘリテージ・ポッチン」を核に、コネマラのボタニカルを用いる受賞歴あるジンを展開する。ゴールウェイで100年以上ぶりのウイスキーの熟成も進めており、家族170年の蒸留の伝統を現代へと受け継いでいる。

この蒸留所が属する地域
禁酒法や英愛貿易戦争などを経て20世紀に大きく衰退したが、「アイリッシュウイスキーの父」と呼ばれる再興を経て2020年代には蒸留所数が40を超えるまでに回復した。多くは単式蒸留器で3回蒸留する伝統製法を用い、ノンピートの大麦を使うためスコッチに比べて軽やかでまろやかな味わいになりやすい。
アイルランドを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。