Nearest Green Distillery
テネシー州シェルビービル、323エーカーのテネシー・ウォーキングホース牧場に立つ蒸留所である。名は、奴隷として生まれ、のちに知られる限り初のアフリカ系アメリカ人マスターディスティラーとなったネイサン・「ニアレスト」・グリーンに由来する。グリーンはジャック・ダニエルにテネシー・ウイスキーの技を教え、ジャックの蒸留所で初代マスターディスティラーを務めた人物だ。作家で起業家のフォーン・ウィーヴァーが、埋もれていたこの物語に心を動かされ、2016年にアンクル・ニアレスト・プレミアム・ウイスキーを、2019年に蒸留所を創業した。ウィーヴァーは主要スピリッツ・ブランドを率いる初のアフリカ系アメリカ人であり、全米で最も急成長した銘柄を築いた。
テネシー・ウイスキーの伝統に則り、サトウカエデの木炭で原酒を濾すリンカーン・カウンティ・プロセスを用いる。ニアレスト・グリーンが確立した製法の系譜を継ぎ、コーン主体のマッシュビルを木炭濾過して新樽で熟成させる。丸くまろやかなテネシー・ウイスキーらしい口当たりに、プレミアムな品質を重ねる。
ニアレスト・グリーン蒸留所の名は、1820年頃メリーランドで奴隷として生まれ、のちにリンチバーグで名高い蒸留人となったネイサン・「ニアレスト」・グリーンに由来する。グリーンは若きジャスパー・「ジャック」・ダニエルにウイスキー造りを教え、ジャックが蒸留所を開いた際に初代マスターディスティラーとなった。知られる限り初のアフリカ系アメリカ人マスターディスティラーである。作家で歴史家、起業家のフォーン・ウィーヴァーがこの埋もれた物語に感銘を受け、2016年にアンクル・ニアレスト・プレミアム・ウイスキーを、2019年に蒸留所を創業した。
蒸留所はテネシー州シェルビービル、323エーカーの歴史あるテネシー・ウォーキングホース牧場に立つ。田園に抱かれた広大な敷地では、ツアーで温かなカントリーサイド体験ができる。テネシーの温暖な気候と良質な水が、テネシー・ウイスキーの熟成を支える環境を生む。
旗艦の「アンクル・ニアレスト 1856 プレミアム エイジド ウイスキー」、そのエントリー「1884 スモールバッチ」、最高峰の「マスターズ ブレンド」などを展開する。2021年には全米で最も急成長したウイスキー・ブランドとなり、全員がマイノリティで構成される経営陣とともに、歴史の再評価を牽引している。

この蒸留所が属する地域
トウモロコシを主原料とするバーボンウイスキーの本場。原料の51%以上がトウモロコシで、内側を焦がした新樽で熟成させることが法律上の条件となっている。ケンタッキー州が生産の中心地で、テネシー州のジャックダニエルズは木炭濾過(チャコール・メローイング)を経る独自製法「テネシーウイスキー」を名乗る。近年は小規模クラフト蒸留所が全米で急増している。
アメリカを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。